話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載中のアズさんの「手品先輩」です。同誌編集部の安友智さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
手品が大好きなのに、アガリ症ゆえに人前では100%失敗してしまう先輩。そのポンコツぶりを愛情を持って見守るショートギャグです。また、一生懸命が行き過ぎて発生する、美人な先輩のチラリやポロリ、ちょっとしたエロスも魅力の一つだと思います。
2014年のコミティア(同人誌即売会)の会場でアズさんの創作同人誌を購入したのがきっかけです。感想をやりとりするうちに、アズさんから商業マンガにも挑戦したいと相談があり、ネーム(マンガの下書き)を見せてもらうようになりました。それがヤンマガに代原(代理原稿)として何度か掲載されます。そして次のステップとして連載ネームの題材を探している時に、アズさんがSNSで上げていた「手品を失敗する少女のイラスト」がとても魅力的だったので、これでマンガを描いてみようと話し合いました。
実は「手品先輩」には、連載ネームの前に掲載した読み切りが2作ありまして、そちらの先輩はビジュアルも性格も少し異なります。読み切りバージョンの先輩で連載を狙いましたが少し行き詰まり、そんな時、アズさんが現在のビジュアルを提案してくれたお陰で、一気にいろいろな歯車がかみ合った感触がありました。
先輩が手品に初成功するその日まで、奇術部のみんなには活動を頑張ってもらおうと思ってます! そんな中でアニメ化のような夢のある報告をファンの皆さんにできたら最高ですね。
月曜日のお楽しみ、可愛いくてエッチな先輩を応援いただきありがとうございます。また、日頃、取材でお世話になっております手品、大道芸関係者の方々にもこの場を借りてお礼申し上げます。いろいろ教えていただいたことが下ネタに昇華されてしまうことがしばしばありまして……。大変恐縮です(汗)。
ヤングマガジン編集部 安友智
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