声優の花澤香菜さんが、テレビアニメ化もされた名作「アルプスの少女ハイジ」の実写映画「ハイジ アルプスの物語」(アラン・グスポーナー監督、8月26日公開)の日本語吹き替え版でハイジ(アヌーク・シュテフェンさん)の声を担当することが4日、明らかになった。花澤さんは「まさか自分にハイジを演じる機会があるなんて思わなかったので、とてもうれしかったです」と喜びのコメントを寄せている。
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そのほかの声優も発表され、茶風林さんが頑固だがやさしいアルムおんじ(ブルーノ・ガンツさん)の声を担当し、早見沙織さんが車椅子で孤独を抱えるクララ(イザベル・オットマンさん)、本田貴子さんが厳格なクララの教育係のロッテンマイヤー(カタリーナ・シュットラーさん)、笹島かほるさんがヤギ飼いのペーター(クイリン・アグリッピさん)の声を演じることも明らかになった。吹き替え版の演出は「北斗の拳」のナレーションで知られる声優の千葉繁さんが担当する。
すでにアフレコは終了しているといい、花澤さんは「どんな場面でも純粋な心でしゃべることに気をつけました。以前スイスに行ったことがあり、そこで感じた空気や景色を思い出しながらアフレコしていました」とコメント。茶風林さんは「大変な役でしたがおんじ役を演じられたことは大変幸せで、私の役者人生の宝物の一つになりました」と喜び、早見さんは「ハイジと接するときはお姉さんのように振る舞いつつ、それでもまだまだ子供らしさを感じられるような女の子になるよう意識しました。クララは、穏やかでやさしくまっすぐな女の子なので、演じていて、こちらもそんな気持ちをもらった気がします」とコメントを寄せている。
映画「ハイジ アルプスの物語」は「アルプスの少女ハイジ」(講談社青い鳥文庫)が原作。ハイジは、アルプスの大自然に囲まれ、頑固だがやさしい祖父と楽しく暮らしていたが、ある日、足が不自由なクララの話し相手としてフランクフルトへ行くことになる。ハイジとクララは固い友情で結ばれるが、ハイジはアルムおんじの待つアルプスの山が恋しくなり……というストーリー。
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