2017年上半期の国内家庭用ゲーム市場規模は、ハード・ソフト市場の合計で前年同期比14.8%増の1532億円となり、3年ぶりのプラスとなることが4日、ファミ通の調べで明らかになった。3月3日に発売された新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」(任天堂)が貢献したとみられる。
市場全体の内訳は、ハードが765億1000万円(昨年対比144.0%)、ソフトが766億9000万円(同95.4%)で合計で1532億円(同114.8%)となった。
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ハード販売台数は、3月3日に発売された「ニンテンドースイッチ」(任天堂)が101万6500台でトップ。続いて「プレイステーション4」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の87万7600台、「ニンテンドー3DS」(任天堂)の87万2600台と続いている。
ソフト販売本数では、3月18日発売の3DS向けの「モンスターハンターダブルクロス」(カプコン)が164万本でトップに立っており、同じく3DS向けの「ポケットモンスター サン・ムーン」(ポケモン)は52万7900本、ニンテンドースイッチ向けの「マリオカート8 デラックス」(任天堂)は50万1600本だった。
ファミ通によると、2017年下半期は、PS4、3DS向けの「ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて」(スクウェア・エニックス)が今月29日に発売される。また、「スプラトゥーン2」(任天堂、21日発売)により、「ニンテンドースイッチ」本体の売り上げが、どこまで伸びるのかも注目される。さらに3DS向け「ポケットモンスター ウルトラサン/ウルトラムーン」(ポケモン、11月17日発売)をはじめとした大型タイトルも控えており、ハード・ソフトともに下半期のゲーム市場の活況が期待される。
調査は、ファミ通が16年12月26日~2017年6月25日に集計した。
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