コミケ調査:約9割が冬コミより夏コミがつらい 熱気、においが…

2016年夏に行われたコミックマーケット90の様子
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2016年夏に行われたコミックマーケット90の様子

 ユニクロが実施した日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」に関するアンケート調査によると、約9割が冬のコミケより夏のコミケがつらいと感じていることが分かった。

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 調査は、2015年以降にコミケに参加したことがある18~49歳の男女100人にインターネットで実施。87.5%が冬のコミケよりも夏のコミケがつらいと回答した。理由として「屋外は直射日光、屋内は熱気がこもり、とにかく暑くて不快」(30代男性)、「人が密集して蒸し暑くなり、体臭も気になる。水分対策などで手荷物が増える、大雨になることがある」(30代女性)などという声があった。

 夏のコミケの悩み事に関する調査では、「熱気がすごい」が67.3%で最多。「炎天下に並ぶのがつらい」が60.6%で続き、「汗などのにおいで臭い」「熱中症になりかける」がともに57.7%で同率3位という結果だった。「一応空調は効いているのだが、人の熱気で空気が薄くなり、シャッターを開けてしまうため暑い」(40代女性)という過酷な環境がうかがえる声もあった。

 コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。昨年冬の「コミケ91」は3日間で約55万人、昨年夏の「コミケ90」は3日間で約53万人が来場した。人の熱気で雲ができる、会場のATM(現金自動受払機)が空になった、3日間で鳥取県の人口を超える人が集まることもある……などなどさまざまな伝説が話題になるコミケ。今夏のコミケ92は、東京ビッグサイト(東京都江東区)で11~13日に行われる。

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