古谷徹:“ひげを生やしたおやじ”役は「プレッシャーだった」 

「交響詩篇エウレカセブン」の新たな劇場版アニメ「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」の初日舞台あいさつに登場した古谷徹さん
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「交響詩篇エウレカセブン」の新たな劇場版アニメ「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」の初日舞台あいさつに登場した古谷徹さん

 声優の古谷徹さんが16日、東京都内で行われた、テレビアニメ「交響詩篇エウレカセブン」(2005、06年)の新劇場版アニメ「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」(京田知己総監督)の初日舞台あいさつに登場。主人公レントンの父アドロック役を演じている古谷さんは、「プレッシャーでした。まず、ひげ生やしたおやじ、というのは今までほとんどやったことがない。少年(役)をずっとやってきているので、声がキャラクターのルックスに合わないんじゃないかと……」と胸の内を吐露。ただ、「納得いくお芝居ができたと自負しております。アフレコのあと、頭の中が真っ白になってしまうぐらいのめり込めた」と手応えを語った。

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 今回が「エウレカセブン」初参加となった古谷さんは、「『エウレカセブン』というビッグタイトルで、初めて登場するアドロック・サーストンという重要な役を仰せつかりまして非常に緊張しておりました」と告白。父親役を演じるプレッシャーも語りつつ、「でもよく考えてみると年齢的には30代そこそこ。他の作品でもそれぐらいの年齢はやったことあるので、きっちり演じることができれば皆さんに納得してもらえるんじゃないかという思いで、あまりルックスにはこだわらないでやらせていただいた」と充実感をにじませた。

 アドロックを演じた古谷さんについて、エウレカ役の名塚佳織さんは「素晴らしかったです。私たちがずっと作ってきたものをすごく大事にしてくださって。収録前から監督たちといっぱいお話ししてくださって、キャラクターのイメージを作っていて」と絶賛。主人公レントン役の三瓶由布子さんは、「試写を見させていただいて、初めてアドロックの生きている姿、声を聞いて、見た時に涙が止まらなくて。私自身、アドロックと12年の時を経て会うことができた感動も含めて、本当に感動しました」と語った。

 「交響詩篇エウレカセブン」は、世界を揺るがせた大事件サマー・オブ・ラブで父を失ったレントンの前に、世界最古のLFO(巨大人型ロボットの総称)のニルヴァーシュと反政府組織ゲッコーステイトの少女、エウレカが現れ、ゲッコーステイトと塔州連邦軍との戦いに巻き込まれていく……というストーリー。劇場版は、テレビアニメシリーズのすべてのせりふが再構築され、映像も再撮影されるほか、新映像も加わっている。これまで劇中で言及されてきたが、描かれていなかった「サマー・オブ・ラブ」も映像化される。3部作で公開。

 舞台あいさつには古谷さん、三瓶さん、名塚さん、京田総監督が出席した。

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