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アニサマ:大型アニソンイベントの魅力とは? SOS団サプライズの裏側も

アニメ
「アニメソング史上最大の祭典~アニメロサマーライブ2017~」で副音声を担当する(左から)齋藤光二ゼネラルプロデューサー、塩澤大輔アナウンサー、高槻かなこさん

 8月に開催されたアニメソングの大型ライブイベント「アニメロサマーライブ(アニサマ) 2017 -THE CARD」の模様が、NHK・BSプレミアムで「アニメソング史上最大の祭典~アニメロサマーライブ2017」として19日から3週連続で放送される。19日放送のVol.1では、人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」声優陣のユニット「Aqours(アクア)」としてイベントに出場した高槻かなこさん、イベントのゼネラルプロデューサーを務める齋藤光二さん、アニメ好きで知られるNHKの塩澤大輔アナウンサーが副音声を担当。イベントの裏話などを語る。副音声収録のために集まった齋藤プロデューサー(P)、高槻さん、塩澤アナに、アニサマへの思いを聞き、その魅力に迫った。

 ◇魅力は一体感 「音楽で一つになる」

 アニサマは、2005年にスタートして、今年で13年目を迎えたアニソンの祭典。今年は8月25~27日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)であり、1日目は、人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」で声優を務めた平野綾さん、茅原実里さん、後藤邑子さんの「SOS団」がサプライズで登場したことも話題になった。アニメ「けものフレンズ」の声優陣やAqoursも登場。3日間で54組140人のアーティストが登場し、約8万1000人を動員した。

 「アニサマは、ほかのイベントとは違う」。出演アーティストがそう口にすることが多い。高槻さんも「アニサマはアニサマなんです。私も昔からアニメソングが好きで、アニサマに足を運んでいました。元々はただのファンで、いつかこのステージに!と思っていました」と熱弁する。

 齋藤Pはアニサマの魅力を「いろいろありますが、やっぱり一体感ですね。音楽で一つになる、これをONENESS(ワンネス)と言っています。変わらないテーマです」と語る。

 塩澤アナもアニサマの魅力にとりつかれた一人で、「地方転勤が多いこともあり、3、4年くらい前から通えるようになりました。1年に1回、会場で出会えるメンバー(同じアニソンファンの仲間)がいる。今年も3日間、プライベートで楽しみました」という。「敷居が低く、アウェー感がない。曲の事前発表がないので、知らない曲も多い。でも、まわりのファンが、ペンライトの色、コールなどを先導してくれるんです。少し遅れながらでも付いていけて、知らない曲でも楽しめる。知らないアーティストの曲にも出合うことができます。まわりのファンのことは勝手にアニサマ先輩と呼んでいます」と話すように、ファンも一緒に一体感を作り出しているようだ。

 ◇セットリストはアーティストと作る コンセプト、流れを重視

 アニサマには毎年、テーマが存在する。今年のテーマはイベントタイトルにもなっている「THE CARD」で、齋藤Pは「切り札を切ったり、カードを次々と出していく。カードは遊びでもある。遊び心を重視したイベントを目指しました」と説明する。主催者が出演アーティストと相談しながらテーマに合わせたステージを作っていく。毎年、テーマソングを作っていて、今年はZAQさんが担当した。

 齋藤Pは「この曲でやってください!とお願いするのではなく、アーティストと一緒に話し合って、セットリストを決めています。流れも大事にしています。頭から最後までバトンがつながっているような流れを考える。フェスとは言っても、レーベルによって順番や曲数が決められている、といったことは、アニサマではありません。コンセプト、流れを一番重視している」と話す。

 ◇SOS団登場は茅原実里の言葉がきっかけ

 今年のアニサマ初日は、SOS団がサプライズで登場したことも話題になった。高槻さんが「一ファンとして驚きました。これは現実!?となりました」、塩澤アナが「イントロが聞こえて『えっ!?』となった。生でその現場に目撃する瞬間はなかなかない。すごい経験になったなあ……」と話すように、まさにサプライズだった。齋藤Pは「どれが一番ということはないけど、オープニングがSOS団というのは、カードだと、いきなりロイヤルストレートフラッシュですよね。あの3人が出るのは、おそらくノーマークだったと思います。ほかのアーティストさんにも隠していました。驚いていただけたと思います」と語る。

 そもそも、なぜSOS団だったのだろうか? 齋藤Pは「茅原さんのセットリストをご提案させていただいた際、数年前のアニサマの記者会見で『また、あの3人で歌いたい』とおっしゃっていたのを思い出したんです。関係者に相談していったら、できるかもしれない……となった。でもお二人が出てくださる確証はなかったし、手探りなところもありました」と明かす。

 ◇アニソンが多様化する中で…

 毎年、アニサマを楽しみにしているファンが多いこともあり、運営サイドは、その期待に応えなければいけない。齋藤Pは「毎年、(期待を)超えていかないといけないプレッシャーがある。来年のテーマは既に決まっていて、テーマソングも着手しています。アニソンのシーンは毎年毎年、予想していなかった何かがある。今年の『けものフレンズ』もそうでした。新しいシーン、音楽も生まれる。僕らもワクワクしています」と語る。

 アニサマが始まった2005年からアニソンのあり方も変わってきた。ジャンルが多様化して、チャート上位にランクインする楽曲も増え、大きな会場でライブを成功させるアーティストも増えた。齋藤Pは「昔はアリーナやドームでライブをするアーティストもほとんどいなかった。声優ユニット一つとっても、Aqoursがあるのはμ’sがあったからだし、『ラブライブ!』がヒットしたのは『アイマス(アイドルマスター)』の存在も大きい。その源流にSOS団があるかもしれない。アニソンというフォーマットも多様化している。アニサマは一つのライブで、違う色を重ねて、一つの絵として見せなければいけない。そこを束ねる歌としてのテーマソングも重要です」と話す。一体感という大きなテーマがありつつ、シーンと共に変化していくアニサマの今後も注目される。

 「アニメソング史上最大の祭典~アニメロサマーライブ2017~」はBSプレミアムで19、26日、12月3日の午後10時50分から放送。

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