お笑いタレントのゆりやんレトリィバァさんが29日、東京都内のスタジオで行われた映画「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」(リュック・ベッソン監督、3月30日公開)の公開アフレコイベントに登場。初の吹き替え声優挑戦については、「子供のころからハリウッド映画の吹き替えに憧れていたので、本当に光栄です」と感激していた。映画について、「わくわくして面白くて、アッという間に見終えてしまいました。(声を担当した役の)バブルも大好きです」とアピールする一方、「バブルはきれいだけど宇宙人。早めに人間の役をもらいたい。普段から人間ではないので……誰がや!」とノリツッコミしていた。
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ゆりやんさんはアフレコを公開しただけでなく、自身が日本語吹き替えを担当した米人気歌手のリアーナさん演じるバブルの妖艶なチェアダンスを“なり切り”パフォーマンスした。
黒ハットにベスト、短パン姿で登場したゆりやんさんは、曲に合わせて早着替えし、セクシーな姿に……。ダンスを踊り終わると「マイ・ネーム・イズ・“ゆりアーナ”」と自己紹介し、「リアーナさんが大好きで、本人に似せるために2.5キロほど痩せました」と減量したことを打ち明け、「(自分とリアーナさんの)キャラがかぶっていると思っていたのでうれしい」と英語に日本語を織り交ぜるおなじみの芸で笑いを誘った。
続いてゆりやんさんは金髪のウィッグをつけ、白のドレスにピンクのファーコートを羽織って登場し、アフレコに挑戦。ゆりやんさんは関西弁でアフレコをすると、イントネーションを注意された。2テーク目は「テンションが高すぎ」、3テーク目は「声が弱々しすぎる」、4テーク目は「セクシー成分が多すぎ」など、NGを連発していた。
そんな中、「落ち着いていきやー!」という自身の持ちギャグで、ゆりやんさんは自らを鼓舞すると、テストで演出監督から絶賛され、続く本番では見事一発オーケーを決め満面の笑みを浮かべた。おまけで関西弁バージョンの収録も行ったが、スベってしまった空気を感じたのか、「深くおわび申し上げます」と苦笑い。
映画は、西暦2740年、宇宙を守る任務を帯びたエージェントのヴァレリアン(デイン・デハーンさん)とローレリーヌ(カーラ・デルビーニュさん)は、謎の放射線反応により3000を超える種族が死滅の危機にある中、「10時間以内にその原因を究明せよ」という極秘ミッションを託され、あらゆる生命が共存する宇宙ステーション「アルファ」、別名“千の惑星の都市”に向かう……という内容。日本語吹き替え版では、ヴァレリアン役を日野聡さん、ローレリーヌ役を沢城みゆきさんが担当している。
(取材・文・撮影:遠藤政樹)
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