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プリキュア:なぜ子育てがテーマ? 新作「HUGっと!」で憧れのヒロイン描く

アニメ
アニメ「プリキュア」シリーズの第15弾「HUGっと!プリキュア」のビジュアル(C)ABC-A・東映アニメーション

 人気アニメ「プリキュア」(ABC・テレビ朝日系)シリーズの第15弾「HUGっと!プリキュア」が4日、スタートする。シリーズ15周年の節目にテーマとして選んだのが、子育て、お仕事。中学生のプリキュアが母のようになる……という設定が斬新で、放送前から話題になっている。「プリキュア」シリーズは、時代に合わせて変化、進化してきた。新作のテーマ選定の理由、新作で描くヒロイン像とは……。アニメを手がける東映アニメーションの内藤圭祐プロデューサーに聞いた。

 ◇子育て玩具が普遍的に人気 母の温かさ、優しさ、強さを描く

 「プリキュア」シリーズは、普通の女の子が妖精たちの力を借りて伝説の戦士・プリキュアに変身し、さまざまな困難に立ち向かう姿を描くアクションファンタジー。2004年に第1弾「ふたりはプリキュア」がスタートした。「HUGっと!プリキュア」は、超イケてる大人のお姉さんになりたい中学2年生の野乃はなが、元気のプリキュア・キュアエールに変身し、みんなの未来、不思議な赤ちゃんのはぐたんや大切なものを守るために戦う姿が描かれる。

 少子化の影響もあり、玩具市場は苦戦を強いられることもあるが、赤ちゃんの人形「メルちゃん」がロングセラーになるなど、子育てに関する玩具はいつの時代も人気だ。時代が変化しても、子供がままごとが好きなのも変わらない。「プリキュア」シリーズは玩具と連動しており、「HUGっと!プリキュア」で普遍的に人気のある子育てに注目したことは想像できる。しかし、戦うヒロイン・プリキュアで、中学生でもある主人公たちに、子育てができるのだろうか……。

 「プリキュア」シリーズにはこれまで、「フレッシュプリキュア!」のシフォンや「ドキドキ!プリキュア」のアイちゃん、「魔法つかいプリキュア!」のはーちゃんなどの赤ちゃんが登場してきた。「HUGっと!プリキュア」がこれまでと大きく違うのは、主人公が赤ちゃんを守りたいという思いから変身し、子育てが物語の中心になるところだ。内藤プロデューサーは「母の温かさ、優しさ、強さを描きます。子供たちがプリキュアを見て、こういう人になりたいという憧れになってほしい」と話す。

 主人公・はなは中学生で、子育てについて分からないことが多い。「はなたちは、子育てについて学びます。赤ちゃんは成長するし、赤ちゃんを育てる中でプリキュアも成長します。分からないことについて人に聞いて、頼ることもあるでしょう。アニメを見た子供たちは、親と子育てについて話す機会もできる。お母さんにエールも送りたい」と説明する。

 ◇プリキュアは多忙 大人への憧れを表現

 お仕事も大きなテーマで、プリキュアたちはさまざまな職業を体験する。「近年、シリーズでは、プリンセス、魔法使い、パティシエなどをテーマにしてきましたが、今回はテーマを一つに絞るのではなく、花屋や保育園など子供が将来なりたい職業を体験します。今回のプリキュアは多忙です。大変なこともあるけど、ポジティブに乗り越えてゆきます。大人への憧れを表現できれば」と話す。

 子育てする母、仕事をする大人は子供にとって憧れなのかもしれない。新作は、子育てとお仕事をテーマに、子供が憧れるヒロインの活躍を描くようだ。

 ◇新たな“黄キュア”は格好いい系 挑戦は続く…

 放送前からファンの間で「大人っぽい」「可愛い」などと話題になっているのが、輝木ほまれ(キュアエトワール)だ。はなと同じクラスのおしゃれでクールな女の子。元々フィギュアスケートのスター選手だったという設定で、人気声優の小倉唯さんが演じる。内藤プロデューサーが「これまでの黄色のプリキュアは、可愛いらしいキャラクターが多い傾向ではありましたが、今回は格好いい系です」と説明するように、新たな“黄キュア”となりそうだ

 前作「キラキラ☆プリキュアアラモード」は、肉弾戦の封印などの新機軸が話題になったように「プリキュア」シリーズは、時代の流れに合わせて進化してきた。内藤プロデューサーは「挑戦してダメだったら、次はそれをやっちゃダメとなりますが、毎年、挑戦できるところが面白い。お楽しみに!」と話す。シリーズ15周年の節目の年に、さらなる進化を見せてくれそうだ。

 「HUGっと!プリキュア」は毎週日曜午前8時半に放送。

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