歌手の安室奈美恵さんが、27日に発表された「第32回 日本ゴールドディスク大賞」で、1年間にCD、音楽ビデオ、音楽配信の売上額が最も多いアーティストに贈られる「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の邦楽部門を受賞した。1997年に受賞して以来21年ぶり2度目の受賞となる。安室さんは、ベストアルバムの「Finally」で最も売れたアルバムに贈られる「アルバム・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)と、売り上げ上位5作品を顕彰する「ベスト5 アルバム」(邦楽)も受賞した。
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安室さんは「このような賞をいただき、光栄に思っております。大切に作り上げたアニバーサリーライブやアルバム『Finally』を通して、感謝の思いが、たくさんの方に届いていればうれしいです。応援してくださったファンの皆さん、本当にありがとうございます」とコメントしている。
日本ゴールドディスク大賞は、総出荷数から返品数を差し引いた客観的なCD、ビデオなどの実際の売り上げ実績と有料音楽配信の売り上げ実績を選定基準とし、その年のレコード産業に大きく貢献したアーティストと作品を顕彰するもので、87年に制定された。今回の対象期間は2017年1月1日から12月31日まで。安室さんは、アルバムで230万6355枚、シングルで9万7455枚、音楽ビデオで29万5849枚、音楽配信で194万263ダウンロードを売り上げた。
最も売れたシングルを表彰する「シングル・オブ・ザ・イヤー」はAKB48の「願いごとの持ち腐れ」で、AKB48は8年連続の受賞となった。期間中にデビューしたアーティストのうち、CDなどの売り上げが最も多いアーティストに贈られる「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)は新潟を拠点とした「NGT48」だった。「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の洋楽部門は、ザ・ビートルズが2年ぶり6度目の受賞で、同部門の最多受賞となった。