世界コスプレサミット2018:コスプレ世界一のメキシコ代表 チュン・リーに「幼い頃から憧れ」

取材に応じた(左から)インドネシア代表、メキシコ代表、タイ代表
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取材に応じた(左から)インドネシア代表、メキシコ代表、タイ代表

 名古屋市と近郊で開催されたコスプレの祭典「世界コスプレサミット(WCS)2018」で5日、コスプレの世界一を決める「世界コスプレチャンピオンシップ」が行われ、優勝したメキシコ代表、2位のインドネシア代表、3位のタイ代表が取材に応じた。「ストリートファイター」のチュン・リーに扮(ふん)したメキシコ代表のホセ・ルイス・サエンスさんは「チュン・リーは一番好きなキャラクター。幼い頃から憧れていた」と笑顔を見せた。

 メキシコ代表の2人は、ともにダンサー。ステージでは高い身体能力を生かしたゲームさながらのパフォーマンスで喝采を浴びた。準備には数カ月を要したという。サエンスさんは今回の大会で、世界各国のコスプレーヤーと出会ったことを「トロフィーより価値がある」と表現し、ダルシムに扮したエドワルド・ペラルータさんは「観客を感動させたくて頑張った。涙が出るほど感動している」と優勝を喜んだ。

 「無双OROCHI3」のオロチと竹中半兵衛の闘いを表現したインドネシア代表は「みんな素晴らしかったのに2位なんて信じられない」と感激した様子で、重厚なオロチのコスチュームについて「(肩にある)頭を作るのに苦労した」とコメント。「モンスターハンター:ワールド」を題材に、巨大なモンスターで観客を驚かせつつ、コミカルな要素も交えたパフォーマンスをしたタイ代表は「人生で誇りに思える出来事」と喜びを語った。

 WCSは、2003年にスタートしたコスプレの祭典。チャンピオンシップは05年から行われており、今年は、ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館、名古屋市中区)で開催。過去最多となる38の国と地域の代表が参加し、アラブ首長国連邦、プエルトリコを除く、36カ国・地域の代表コスプレーヤーが出場した。

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