西郷どん:第30回「怪人 岩倉具視」 吉之助、「ヤモリ」岩倉具視と対面 朝廷工作の切り札になるか?

NHKの大河ドラマ「西郷どん」第30回の一場面 (C)NHK
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NHKの大河ドラマ「西郷どん」第30回の一場面 (C)NHK

 俳優の鈴木亮平さん主演のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第30回「怪人 岩倉具視」が12日に放送される(NHK総合で午後8時ほか)。倒幕に向けて動き出した吉之助(鈴木さん)は、閉居中の岩倉具視(笑福亭鶴瓶さん)と対面する。岩倉は夜中にゴソゴソと動き回り、金づるを探すことから「ヤモリ」と呼ばれている不気味な男。しかし、吉之助は岩倉の新しい国造りの考え方に共感し……。

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 京に戻った吉之助は、朝廷工作の切り札にならぬかと、一蔵(瑛太さん)と共に岩倉を訪ねる。岩倉は下級の公家ながら、かつて孝明天皇の妹・和宮と将軍・徳川家茂の縁談をまとめた凄腕。しかし、今は朝廷から追放され貧しい閉居生活。会えば金の無心をする男に、吉之助は力を貸してほしいと頼む。

 そんな時、吉之助は岩倉が家で開いていた賭場で、長州の桂小五郎(玉山鉄二さん)と偶然、再会する。「薩摩は裏切り者」と憤る桂に一蔵が激怒。一触即発の事態となる。

 「西郷どん」は、明治維新150年記念放送の大河ドラマ57作目。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿にカリスマ藩主・島津斉彬が目を留める。斉彬の密命を帯び、西郷は江戸へ京都へと奔走。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく。

 第29回「三度目の結婚」は、一橋慶喜(松田翔太さん)への不信感を強めた吉之助が、一蔵に倒幕への決意を語る。一方、西郷家の人々は、そんな吉之助に「嫁を」と願い、周囲も「これ以上ない相手」として幼なじみの糸(黒木華さん)を勧めるが、糸は「自分は吉之助にふさわしくない」と固辞する……という展開だった。

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