AKB48:センター不在の“未完成”MV公開 休養中の松井珠理奈は絵コンテ&CGで登場

松井珠理奈さんがCGや絵コンテで登場したAKB48の新曲「センチメンタルトレイン」のミュージックビデオの一場面(C)AKS/キングレコード
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松井珠理奈さんがCGや絵コンテで登場したAKB48の新曲「センチメンタルトレイン」のミュージックビデオの一場面(C)AKS/キングレコード

 AKB48の53枚目シングル「センチメンタルトレイン」(9月19日発売)のミュージックビデオ(MV)が23日、公開された。総選挙1位に輝いた「SKE48」の松井珠理奈さんは、体調不良による長期休養のため不参加で、松井さんの出演部分は、絵コンテやCGで表現した“未完成作品”として公開された。松井さんが元気に戻ってきた際には、追撮・再編集のうえ、“完全版”の制作を予定している。

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 “未完成”での発表となったことについて、発売元のキングレコードは、「今回のシングルは、年に一度の選抜総選挙の結果であり、ファンの皆様に選んでいただいたメンバーによる作品のため、非常に苦渋の決断となりますが、AKB48グループを応援し、今回のシングルを待ってくださっている大勢のファンの方々のためにも、予定通り発売を決定させていただきました」と説明している。

 MVは、附属の女子高併設の女子大が舞台で、学園生活の中に現れた不思議な転校生とのふれあいを描いている。松井さんの絵コンテは、漫画家の志村貴子さんが担当した。また、13歳の松井さんの笑顔のシーンが1カット映るが、20枚目のシングル「桜の木になろう」の場面を使用したという。ドラマシーンとエンドロールに登場する写真は、メンバーがそれぞれ1台ずつフィルム付きカメラを持ち、撮影したものとなっている。

 総選挙2位の「SKE48」の須田亜香里さんは、「ダンスシーンの撮影の際は、のちのちCGで珠理奈さんを表現できるように、振付の先生に珠理奈さんのポジションに立っていただいたり、撮り方をいろいろと工夫した撮影でした」と撮影の裏側を告白。松井さんのファンに向けては、「もしかすると少し寂しい気持ちになるのかもしれないですが、珠理奈さんがそこにたしかに『存在する』MVになっていますので、より多くの方に観ていただきたいです」と呼びかけた。

 AKB48のドキュメンタリー映画「Documentary of AKB48」シリーズを担当し、今回のMVを手を手がけた高橋栄樹監督は、「前代未聞でした。それなりに長い監督生活の中でも、今回の『未完成』MVのような作品は一度も作ったことがありませんでした」とコメント。「松井珠理奈さんが休養されるので、MVにご出演できない(絵コンテになる)と、初めてお聞きした時に、無謀ですが直感的に、『それならばあえてドラマMVにして、松井さんを主人公に作るべきだ』と思いました」と明かしている。

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