ウルトラマン:新プロジェクト「ULTRAMAN ARCHIVES」始動 歴代作品の魅力を今に伝える

発売される「高山良策作怪獣人形『ケムール人』」
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発売される「高山良策作怪獣人形『ケムール人』」

 人気特撮「ウルトラマン」シリーズの歴代作品の魅力を幅広い層に伝える新プロジェクト「ULTRAMAN ARCHIVES(ウルトラマンアーカイブス)」が15日、始動した。同日東京都内で開かれた発表会に登壇した円谷プロダクションの塚越隆行社長は、「創業者・円谷英二の遺志を継いで、ウルトラマンのキャラクターやビジョンを多くの皆様に伝えていきたい」と意気込みを語った。

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 同プロジェクトは、これまで「ウルトラマン」シリーズを見たことがない若い世代をはじめ、より幅広い層に作品の魅力を伝えることを目的に11月から展開。シリーズの原点となる「ウルトラQ」からスタートする予定で、「ウルトラQ」の人気エピソード「2020年の挑戦」の上映会を行うほか、書籍「ULTRAMAN ARCHIVES VISUAL BOOK 2020年の挑戦」を発売。さらに、初期ウルトラマンシリーズの怪獣造形で中心的役割を果たした故・高山良策さんが当時制作しつつも、商品化されなかった怪獣モデルが、原型をもとに初商品化される。第1弾として「2020年の挑戦」の「ケムール人」を発売し、今後、高山さんが残した全7種の怪獣人形がシリーズ化して発売される予定。

 プロジェクトについて塚越社長は「次の世代に作品を残していくために大事な活動。持っている作品やその裏にあるアセット(資産)を使いながら、今まで愛してくれているお客さんはもとより、新しい皆さんが触れるチャンスを作っていきたい」と話していた。

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