女優の長澤まさみさんが8日、観客席が360度回転する劇場「IHIステージアラウンド東京」(東京都江東区)で行われた舞台「メタルマクベス」の公開ゲネプロ前に、夫役の浦井健治さんとともに会見した。重厚感のある役衣装の浦井さんは「かなり重いのですが、(長澤さんからは)『これぐらいの重さは男だったら、大丈夫だろ!』って……」と明かすと、長澤さんは「それぐらい耐えろと。恐妻で悪女という役柄なので、普段から浦井さんには、びしばし言わせてもらっています」と笑顔で語った。
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一方、浦井さんは、稽古(けいこ)中の話として、「ちょっとへこんでいるな、大変だなというときには必ず夫人(長澤さん)がクッキーをくれる。それで、よし頑張ろうと。単純な男になっていました(笑い)」と、長澤さんの“ツンデレ”ぶりを明かしていた。
「メタルマクベス」は、劇団☆新感線と宮藤官九郎さんがタッグを組み、シェークスピアの「マクベス」とロックバンドを組み合わせた異色の舞台で、今年7月に「ディスク1」、9月に「ディスク2」が上演。長澤さん、浦井さんらが出演する「ディスク3」は9日から上演される。
長澤さんは「60公演という長い公演が初めてなので、無事に最後まで走り切りたい。今はちょっと不安と戦っている感じです。きっとお客さんが入ったら、また自分の気持ちも変わってくるのかな」と初日前の心境を告白。
見どころについて「アトラクションのような、今までに行ったことがないような場所になっているので、それを楽しみに来てもらえたら。舞台を見慣れていない方でも楽しめる演目だし、劇場だと思う。冬の楽しみに劇場へ足を運んでほしい」とアピールした。