西尾維新さんの人気小説「＜物語＞シリーズ」が原作のアニメの最新作「続・終物語」のイベント上映初日舞台あいさつが10日、東京都内で行われ、声優の神谷浩史さんが登場した。今作の内容に絡めて、「あらゆることが反転した“鏡の世界”があったらどんな自分がいる？」と聞かれた神谷さんは「普段家にいる状態が表なら、今（舞台あいさつ）は裏。もし鏡の世界があるなら、皆さんが知っているパブリックな神谷浩史がそこにいると思いますよ。普段はとてもじゃないけど見せられないもの」と笑いながら回答。同席した井口裕香さんに「ちょっとだけ（普段の姿を）教えてください」と聞かれるも、神谷さんは「ドン引きするから、それは無理です」と苦笑交じりに答えていた。

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　舞台あいさつには、阿良々木暦の声を務める神谷さん、老倉育役の井上麻里奈さん、阿良々木火憐役の喜多村英梨さん、阿良々木月火役の井口さんが出席。作中で「ファイヤーシスターズ」として姉妹役を演じている喜多村さんと井口さんは舞台あいさつでMCを務めた。

　同作の感想を聞かれた井上さんは「生み出してくださった西尾さん、ありがとうございますという感謝の気持ちでいっぱいです」とほほ笑んだ。

　神谷さんは「『終物語』をやらせていただいたときに、今まで関わってきた物語すべてが集約した物語がそこにあったので、全部のせりふに意味があって、意味を持たせて、とても幸せな経験をすることができました。『続・終物語』でまたそういう幸せな経験をすることができて感謝しています」と喜びを語った。
　
　「＜物語＞シリーズ」は、阿良々木暦ら少年少女と怪異にまつわるドラマを描いた小説。「続・終物語」は「終物語」のその後を描く。