名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの劇場版最新作「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」(吉沢俊一監督)が30日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で公開される。「機動戦士ガンダムUC」などの福井晴敏さんが脚本を担当し、ニュータイプとは何か? という壮大なテーマが描かれる。
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「ガンダムUC」の原作の「不死鳥狩り」というエピソードがベースにはなっているが、新たなキャラクターが登場するなど再構成される。「ガンダムUC」でラプラスの箱が開かれた1年後の宇宙世紀0097年の物語。ラプラス事変によって、ネオ・ジオン残党軍の「袖付き」は一時的に瓦解(がかい)し、活動は停滞。ユニコーンガンダムと呼ばれる2機のモビルスーツは、人知の及ばぬ能力を発揮したことで危険視され、秘密裏に封印されていた。
しかし、2年前に消息不明となり、歴史から抹消されていた金のRX-0 ユニコーンガンダム3号機フェネクスが、地球圏に再びその姿を見せる。フェネクスをめぐり、地球連邦軍や袖付き、アナハイム・エレクトロニクス社とも関連の深い大企業・ルオ商会の思惑が交錯することになる。
ナラティブガンダムのパイロットのヨナ・バシュタ、ルオ商会特別顧問のミシェル・ルオ、フェネクスのパイロットのリタ・ベルナルという3人の戦災孤児の人間ドラマを軸に、ニュータイプとは何か? が描かれる。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」でアムロ・レイは「世界に人の心の光を見せなけりゃならないんだろ」と言ったが、ニュータイプが見せる「人の心の光」とは何なのか……と考えさせられた。
派手なモビルスーツ戦も見どころの一つだ。作画(手描き)とCGのハイブリッドで描かれ、巨大なA装備など複数の武装を換装して運用するナラティブガンダム、とにかく動きが速いフェネクス、大きすぎるネオ・ジオングなどが暴れ回る。「ガンダムUC」以降、ミネバ・ラオ・ザビらがどうなったかが描かれているのも、ファンにはうれしいところ。
「ガンダムNT」は「逆襲のシャア」を一つの転機として、宇宙世紀の次の100年を描くプロジェクト「UC NexT 0100」の第1弾でもある。小説「機動戦士ガンダム 閃光(せんこう)のハサウェイ」がアニメ化され、劇場版3部作として公開されることが発表されている。今後の「UC NexT 0100」の展開にも期待したい。(小西鉄兵/MANTAN)
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2024年12月23日 02:00時点
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