プリキュア:新作劇場版で話題のOPメドレー制作秘話 「バランス考えた」

「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」の上映会に登場した(左から)神木優プロデューサー、林ゆうきさん、宮本浩史監督
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「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」の上映会に登場した(左から)神木優プロデューサー、林ゆうきさん、宮本浩史監督

 人気アニメ「プリキュア」シリーズ(ABC・テレビ朝日系)の15周年記念作で劇場版最新作「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」(宮本浩史監督)の上映会が7日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、宮本監督、東映アニメーションの神木優プロデューサー、音楽を担当した林ゆうきさんが登場した。新作劇場版は、歴代55人のプリキュアが集結し、戦闘シーンでは歴代オープニングテーマをオーケストラアレンジしたメドレーが流れることも話題になっており、林さんが音楽の制作秘話を明かした。

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 林さんは、オープニングテーマのメドレーについて「つらかったし、楽しかった。最初、どうしようかな?となりました。メロディーが変わったら、こういうふうになっちゃったんだ……となるかもしれないので、フラットに作りました。つなぎ目をどうするのか?などいろいろバランスを考えました」と語った。

 宮本監督は、55人のプリキュアが暴れ回るシーンを作り「通常では考えられないようなことをした。これと同じことをやれと言われてももうできない」と苦労が多かった様子。神木プロデューサーは「情報量がすごい。プリキュアをたちの姿を見て、自分たちのその時(放送当時)の気持ちを思い出す。記憶をさかのぼり、自分と向き合うことができるのかもしれません」と話した。

 劇場版は「想い出」がテーマで、放送中の「HUGっと!プリキュア」のキュアエールと「ふたりはプリキュア」のキュアブラックが、プリキュアの“想い出”を奪い、口癖や技をコピーする特殊能力を持つミデンを倒すために立ち上がる。55人の歴代プリキュアが総出演することも話題になっている。

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