大幡しえり:平成最後の仮面ライダーでヒロイン役 その素顔は… 「憧れのお姉さんになれるかな」

特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」でヒロインのツクヨミを演じている大幡しえりさん
1 / 11
特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」でヒロインのツクヨミを演じている大幡しえりさん

 特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの最新作「仮面ライダージオウ」に出演中の女優・大幡しえりさん(20)。「平成最後の仮面ライダー」といわれる同作で、ヒロインとなる“50年後の未来からやってきた少女”ツクヨミを演じている大幡さんの素顔とは? 仮面ライダーヒロインのイメージは「子供たちにとっての憧れのお姉さん」といい、「自分はなれるのかなって思うときもあります」とちょっぴり不安そうな表情ものぞかぜる大幡さんに、役やヒロインとしての思いを聞いた。

ウナギノボリ

 「仮面ライダージオウ」は、2000年にスタートした「仮面ライダークウガ」から続く「平成仮面ライダー」シリーズの20作目の記念作で、最後の平成仮面ライダーとなる。主人公の常磐ソウゴ(仮面ライダージオウ、奥野壮さん)は、時空を旅して、歴代平成仮面ライダーたちと出会いながら、過去、現在、未来、あらゆる時を救おうとする。

 ◇普段は落ち着きがない? 「結構、“わちゃわちゃ”している」

 大幡さん演じるツクヨミは、血気にはやるゲイツ(仮面ライダーゲイツ、押田岳さん)を追って2018年の世界にやってくると、いち早くソウゴに接触。ソウゴを抹殺するのではなく、魔王の力を手に入れないよう働きかけ、ソウゴの強い正義感と想像を超えた力を認め、ソウゴの戦いをサポートするようになる……というキャラクターだ。

 大幡さんは「50年後の未来からやってきた少女ということで、想像もできなかったですし、どういうふうに映っているんだろうってドキドキで。最初は画面の中の自分を見るのが恥ずかしかったですね。でも最近はだいぶ落ち着いて見られるようになりました」と振り返る。

 大幡さんのツクヨミに対しての印象は「クールで冷静な女の子ではあるんですけど、ソウゴを魔王にしたくない、導いてあげたいって気持ちが大きくて。そういった意味での強さがある」。自分と比べて「似ているところはない」といい、「私は結構、落ち着いていない。“わちゃわちゃ”しているので(笑い)。だから現場ではツクヨミの落ち着きを保つのに集中力は使っています」と意外(?)な苦労を明かしていた。

 ◇ツクヨミの白い“未来服”に「ハラハラ」 ファッションにこだわりも!?

 ツクヨミの白いワンピースを基調にした“未来服”もお気に入り。「白だから汚れないように気をつけなくちゃっていつもハラハラしているんですけど、普段からワンピースが好きなので」とうれしそうな表情を見せる。

 お気に入りのポイントは「二層になったマントとワンピースのシルエット。あとは首のチョーカー」といい、「実は未来服のときはネイルをグレーにしているんですけど、制服とか、現代の格好をしているときは透明なシールを張っていたり、メークもナチュラルメークにしているので、そういった変化も見てほしいですね」と女子らしいアピールも忘れない。

 ◇「子供たちに『ツクヨミだ!』って言われるのはすごくうれしい」 憧れの女優は… 

 仮面ライダーヒロインとしては「子供たちに『ツクヨミだ!』って言われるのはすごくうれしいですね。仮面ライダーのヒロインって子供たちにとっての憧れのお姉さんなんだなって思いますし、自分はなれるのかなって思うときもありますけど、もっと頑張らなくちゃなって思える瞬間です」と笑顔を見せる大幡さん。

 22日には劇場版最新作「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」(山口恭平監督)が公開されるが、大幡さんは「ツクヨミもゲイツもソウゴも記憶をなくすんですけど、テレビシリーズと違うキャラになっている。ツクヨミも全くキャラが違う女子高生、“ザJK”って感じ(笑い)。もちろん“レジェンドライダー”も出てくるし、ぜひ劇場に見に来てほしいですね」と視聴者にメッセージを送る。

 憧れの女優は「満島ひかりさん」という大幡さんは、「去年『監獄のお姫さま』(TBS系)というドラマでご一緒させていただいて、近くでお芝居を見させてもらったんですけど、演技の幅や役へのストイックな姿勢に憧れます。また共演できるような女優さんに自分はなりたいなって思いますし、自分が実際に体験したことのない役を一から作るっていう、入り込んで追求できるような役にも出会ってみたいですね」と目を輝かせていた。

写真を見る全 11 枚

アニメ 最新記事