内田真礼:夢をたくさんかなえた18年 人気声優は今年も止まらない!

アニメ「あした世界が終わるとしても」に出演する声優の内田真礼さん
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アニメ「あした世界が終わるとしても」に出演する声優の内田真礼さん

 劇場版アニメ「あした世界が終わるとしても」(25日公開)でヒロイン・泉琴莉の声優を務める内田真礼さん。「中二病でも恋がしたい!」「アイドルマスター シンデレラガールズ」などに出演し、歌手としても活躍する人気声優だ。昨年はプロ野球・福岡ソフトバンクホークスのセレモニアルピッチに登場したり、映画情報番組のMCを務めるなど幅広い活躍も話題になった。内田さんに「あした世界が終わるとしても」のアフレコ、昨年の活動、今年の抱負について聞いた。

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 ◇ヒロイン役は可愛いだけでなく少しあざとく

 アニメ「イングレス」などの櫻木優平監督が手がける映画。幼い頃に母を亡くして以来、心を閉ざしがちな高校生・狭間真(梶裕貴さん)と幼なじみの泉琴莉の前に突然、“もうひとつの日本”から“もうひとりの僕”が現れる……というストーリー。2017年に配信された「ソウタイセカイ」から生まれた作品で、内田さんは「ソウタイセカイ」から引き続き琴莉を演じた。ほかに中島ヨシキさん、千本木彩花さん、水瀬いのりさん、悠木碧さんらが出演する。

 「『ソウタイセカイ』は、キャラクターの距離感、温度感が繊細で、すごく好きだったんです。あの世界観でお芝居ができるんだ!とうれしかった。ドキドキしながら台本をめくって、びっくりしました。そうなるのか……とシナリオに驚かされたんです。すごく面白かった!」

 内田さんが演じる琴莉は見た目も仕草も可愛らしい。一方、あざとさも少しある。

 「女の子ってこういうあざといところがありますよね(笑い)。分かりやすく可愛いのですが、好きな人といない時はクールなところもあるんです。素の部分も見えるところもあるので、嫌われないように……という意識もありました。バランスが難しかったですね」

 アニメでは、琴莉と真の淡い恋も描かれる。内田さんは「こういう高校生活、いいなあって憧れます」とも話す。

 「分かるなあってところもあります。女の子は照れ屋な子ばかりじゃない。女の子の方が積極的で、引っ張っていく。男の子は、こういう子にひかれるんだろうなとも感じました」

 ◇駆け抜けた一年 今年もこのまま!

 内田さんは18年、福岡ヤフオク!ドーム(福岡市中央区)で、大ファンというプロ野球・福岡ソフトバンクホークスのセレモニアルピッチに挑戦。映画情報番組「ムビふぁぼ」(TBS)でMCを務めた。「Cutie Honey Universe」「ゴブリンスレイヤー」「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」など数々のアニメに出演し、歌手としても大活躍した。

 「夢をたくさんかなえた年。セレモニアルピッチに立たせていただき、憧れの(元プロ野球選手の)新垣(渚)さんにボールをキャッチしていただきました。こんなことがあるんだ! こんなご褒美があるんだ! ただ、自分と向き合うことも多く、しんどい一年でもありました。2月にシングル、4月にアルバムを発表したのですが、どうしたら私らしさを聴いてもらえるんだろう?とも考えていました。考えていく中で、いろいろなことが待っていて、頑張ったことが返ってきたんです。『ムビふぁぼ』のMCも新しいチャレンジでした。朗読劇もさせていただき、すごく勉強になりました。楽しいことがたくさん待っていたんですね。本業の声優としてもいろいろな仕事をさせていただき、駆け抜けて、楽しい一年でした」

 今年は「あした世界が終わるとしても」のほか、1月にスタートするテレビアニメ「約束のネバーランド」などにも出演。1日は日本武道館(東京都千代田区)でライブを開催。

 「止まらないぞ! このままいこう!と思っています。人に求められることをするのが好きなんですね。例えば、音楽活動を始めた時も『やってみませんか?』と言われ、最初は怖かったのですが、やってみたら楽しかった。皆さんに求められることは幸せなこと。何事もチャレンジですね。何をやっても、自分の栄養になるんです」

 今年も「止まらない」内田さんの活躍がますます注目されそうだ。

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