ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
人気マンガが原作の映画「がっこうぐらし!」(柴田一成監督)が25日公開される。痛みを感じない“かれら”のいる学校に寝泊りする「学園生活部」4人のサバイバル生活を描いた作品。テレビ朝日系のオーディション番組「ラストアイドル」から生まれた「ラストアイドル ファミリー」の阿部菜々実さん、長月翠さん、間島和奏さん、清原梨央さんの4人がメインキャストとして出演する。映画初出演の4人に、出演の心境や撮影エピソードなどを聞いた。
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原作は、「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)で2012年から連載中の海法紀光さん作、千葉サドルさん作画のマンガ。ゾンビ出現で崩壊した社会を舞台に、女子高生たちのサバイバル生活を描いている。テレビアニメが15年7~9月に放送された。
映画では、シャベルを愛用する胡桃(くるみ)を阿部さん、ムードメーカーの由紀(ゆき)を長月さん、皆をまとめる悠里(りーさん)を間島さん、しっかり者の後輩・美紀(みーくん)を清原さんが演じる。
――4人は映画初出演。本格的な演技初挑戦ですが、出演が決まった時の心境は?
阿部さん 本当に信じられなくて。演技をしたことがなくて、映画に出るって考えたことすらなかったので、びっくりしたのと同時に、不安もすごくありました。「楽しみ!」「頑張るぞ!」という気持ちには、最初はなれなかったですね。
長月さん コンサートのMCの時に、唐突に、ボン!と「がっこうぐらし!」のロゴが(会場に)出て、びっくりしました。衝撃を受けたまま、どんどんキャストが発表されて……。「うわー、びっくり!」という感情が一番大きかったです。「ほかの人で(映画化の企画が)進んでいるんだろうな」「(企画が)なくなっちゃったのかな」と思っていたので、すごくうれしかったし、びっくりしました。
間島さん 私は原作を読んでいたので、“りーさん”に選ばれて、うれしい気持ちはもちろんありましたけど、「自分にできるのかな、演じ切れるのかな」という怖さが大きかったです。でも、原作が好きだから「絶対受かりたい!」と思っていたので、喜びも大きかったですね。
清原さん 演技のお仕事に興味があったのでうれしかったんですけど、無いものを作り上げるのではなく、原作を違う形で完成させていく、ということだったので、ちゃんと“みーくん”を原作ファンの方に納得していただけるように演じられるか、不安はありました。
――原作を読んで、どんな感想を持ちましたか?
阿部さん 面白くて、自分が映画に出るとか関係なく、すごく引き込まれました。
長月さん 絵だけで人の気持ちを怖がらせるのはすごいなと思います。一番私が(「ほのぼの」から恐怖に)落とさなきゃいけない役だったので、そこは悩みましたね。やっぱり原作の力がすごいので、できるか不安になりました。
――間島さんはもともと原作ファンだったとか?
間島さん 友達から「本当にやばいから読んで」と言われて(笑い)。ちょうど書店から原作が(ヒットして)消えた時期で、「消えるのも分かるな」というぐらい、衝撃を受けました。血や汗の表現の仕方が、ほかのマンガとは違っていて、すごいなと。だけど(キャラは)可愛い。その表現が印象深くて、映画にも生かさなきゃと思いました。
清原さん 私もマンガが好きで、家にもたくさんあるんですけど、原作の「がっこうぐらし!」は初めて読むジャンルでした。「ほのぼの」からのどんでん返しが、今まで見たことないやり方だな、と。極限状態の緊迫シーンを読んでいて、自分が映画でうまく再現できるかなとか、読みながら不安になりました。
――実際に演じて見て、いかがでしたか?
阿部さん 胡桃は、普段の自分とは正反対の部分が多くて……。演技したことがないのに難しい役が来たなと。どうしていいか分からないし、注意されても直し方が分からなくて……。序盤の撮影は必死でしたね。でも、現場に慣れていくにつれ、だんだん胡桃になることに慣れていきました。
長月さん 私も、自分とゆきちゃんのキャラは全然違うんです。ゆきちゃんの「イラッとさせずに可愛いキャラ」はどうすればできるのかな、と一番苦戦しました。謝るシーンも、ゆきちゃんが謝る時ってどんなふうに謝るんだろう、と考えたり……。明るいけど、本音が分からない女の子だから、すごく悩みました。でも演じることはなかなか経験できないから、成長できたなって思いますね。
間島さん 私はほかのみんなと比べると、役に似ているって言われます。りーさんの「みんなを家庭的に見守る」というところやリーダーという立ち位置も似ているかなと。でも、背負っているものの大きさがぜんぜん違うので、気を抜くと間島和奏に戻っちゃうのが、本当に難しかったですね。
――清原さんはクールでちょっとツンデレ気味な役ですね。
清原さん そうですね(笑い)。ツンデレは私も言われたことがあるし、みーくんに似ているところがあるんですけど、でも私は「よくしゃべるツンデレ」なので(笑い)。
一同 (笑い)。
清原さん ツンツンしているかもしれないけど、口数はすごく多いんですよ(笑い)。でも、みーくんは言葉ひとつで自分の感情をまとめて表現する。ひとつの言葉だけでみーくんの感情を出すのが難しかったです。日常生活では普通に言える言葉が、演技って考えたら、ぎこちなくなっちゃったり……。そこが演技の難しいところだなと思いました。
――阿部さんと清原さんはアクションシーンも多いですね。共演者から見て、阿部さんと清原さんのアクションはいかがでしたか?
長月さん すごいと思いました。最初のレッスンの時のぎこちないアクションとは、本当に何千、何億倍も違っていて。かっこ良くてびっくりしました。
阿部さん (笑い)。アクションはやったことがなかったですけど、大変というより、楽しかったです。
清原さん バールを持ったこともないし、振り回したこともなかったので、新しい感覚がありました。アクションのお稽古(けいこ)が最初にあって、初めてで緊張していたんですけど、自分が普段、あまりかっこいい感じの人じゃないので、振り回しながら「かっこいいんじゃないかな?」という気持ちになれて楽しかったです(笑い)。
――“かれら”がうようよしている中での撮影はどうでしたか?
長月さん 普通に怖いよね。焦げた“かれら”が一番怖かったです。
間島さん 本当に叫んでたよね? 演技じゃなく。
長月さん どんどん迫ってくるんですもん、怖かったです。
――今後、演じてみたい役はありますか?
清原さん 数カ月前まではいじめっこ役をやりたかったんですけど……でも、「がっこうぐらし!」の完成版を見て、自分の目つきや立ち居振る舞いがすごく根暗なことに気づいたんです(笑い)。それでちょっと考え方が変わって。孤独で、幸せを知らないような、冷めてしまっている女の子を演じてみたいなって思いました。
間島さん 私はサイコパスみたいな、猟奇殺人の犯人をやりたい。
一同 (笑い)。
長月さん 今回は清楚(せいそ)系の役でメークも薄かったんですけど、今度は学校の中でも派手で、女の子から嫌われているような役をやってみたいです。
清原さん (笑い)。そういうのやってみたいよね。
阿部さん 私も、口数が少ない役がいいんじゃないかなと思うので、いじめられっ子か、いじめっ子のリーダー。いじめっ子で、しゃべらないで後ろで見ているみたいな人、いるじゃないですか。そういう役をやってみたい。
長月さん 怖い、それ(笑い)。
清原さん 見たいー!
――では、「ラストアイドル」ファミリーとして、アイドルとして、今後の目標は?
阿部さん アイドルとしても、もっとパフォーマンス力やアイドル力を伸ばしていきたいし、苦手意識があるものも得意にできるように、いろんなものに挑戦していけたらと思っています。
長月さん 今年は「がっこうぐらし!」が公開されたり、それも(ラストアイドルの)2期生が主題歌を歌っていたり、どんどん「ラストアイドル」を大きいアイドルにするチャンスがあるので、チャンスを拾って、「ラストアイドル」が有名になるきっかけを作っていけるように頑張っていきたいと思います。
間島さん 「ラストアイドル」を大きくするのはもちろんですけど、私は今年高校を卒業して自由な時間も増えるので、お芝居とかいろんなことにチャレンジしていけたらなと思います。
清原さん 私も高校を卒業して学業がなくなるので、今年は芸能活動に全力を注いで、プライベートでもいろんなことにチャレンジして、視野や趣味を広げて芸能活動に生かしていけたらと思います。
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2024年11月22日 05:00時点
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