機動戦士ガンダム:ガンダム&シャアザクが宇宙へ ガンプラ格納の超小型衛星をISSから放出

「G-SATELLITE 宇宙へ」のキービジュアル(C)Tokyo 2020 (C)創通・サンライズ
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「G-SATELLITE 宇宙へ」のキービジュアル(C)Tokyo 2020 (C)創通・サンライズ

 人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデル「ガンプラ」が2020年に宇宙空間に打ち上げられることが分かった。20年夏の東京五輪・パラリンピックを宇宙空間から応援する企画「G-SATELLITE 宇宙へ」で、超小型人工衛星「G-SATELLITE」にガンダムとシャア専用ザクのガンプラを格納し、国際宇宙ステーション(ISS)から宇宙空間へ放出。宇宙や地球を背景にした姿を撮影する。同年3~4月ごろに実施予定。東京都内で15日に行われた会見で発表された。

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 「G-SATELLITE 宇宙へ」は、東京2020組織委員会が日本を代表するクリエーターやイノベーターらが一丸となって東京2020大会を盛り上げる「ONE TEAM PROJECT」の第2弾で、東京大学、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)と特別コラボ。ガンプラを格納した超小型(10×10×30センチ)衛星「G-SATELLITE」を補給船に搭載して打ち上げ、その後、ISSきぼう日本実験棟からからロボットアームを用いて宇宙空間に放出する。

 衛星に搭載するガンダム、シャアザクのガンプラは、宇宙空間へ放出される際にはコックピットに格納され、「G-SATELLITE」が地球周回軌道に乗った後、コックピットが展開し、宇宙空間に現れる機構になっている。過酷な宇宙環境に対応できる素材と塗料を使用したガンダム、シャアザクのガンプラは、足元にメッセージを表示する電光掲示板を搭載し、目はオリンピックカラーの5色に変化。また、その様子を撮影するため、衛星には7台のカメラが設置される。

 今年秋ごろに「G-SATELLITE」がJAXAへ引き渡され、12月には応援企画の詳細を発表。20年3月ごろには「G-SATELLITE」を補給船に積み、ISSに向けて打ち上げ。同年3~4月ごろにISSから放出する予定。

 この日の発表会見には、東京大学大学院工学系研究科の中須賀真一教授(航空宇宙工学専攻)、JAXAの宇宙飛行士・金井宣茂さん、室伏広治さん東京 2020 組織委員会スポーツディレクター、「機動戦士ガンダム」シリーズの生みの親として知られる富野由悠季監督も出席した。

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