大英博物館マンガ展:国外最大規模のマンガ展覧会開催 ワンピース、進撃の巨人、ジョジョなど名作ずらり 井上雄彦の描き下ろし作品も

大英博物館のマンガ展「The Citi exhibition Manga」の模様 J.Fernandes(C)The Trustees of the British Museum
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大英博物館のマンガ展「The Citi exhibition Manga」の模様 J.Fernandes(C)The Trustees of the British Museum

 英ロンドンの大英博物館で開催されるマンガ展「The Citi exhibition Manga」のオープニングセレモニーが21日に行われ、展示内容が明らかになった。同展は国外最大規模のマンガの展覧会で、「進撃の巨人」に登場する巨人のオブジェや、「あしたのジョー」「ONE PIECE(ワンピース)」「ジョジョの奇妙な冒険」「ゴールデンカムイ」などの原画が展示される。

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 同展は、日本のマンガ家、出版社、プロダクションなど約30社が垣根を越えて全面協力し、広さ約1100平方メートルの「セインズベリー・エキシビションズ・ギャラリー」に作家約50人、約70タイトル、総計約240点の原画(一部複製含む)などが展示される。六つのゾーンで、マンガの作り方、読み方、歴史、多様性に富んだジャンルを紹介しつつ、社会との関係やアート性、増えゆく表現方法とプラットフォーム、さらには未来への展望までを俯瞰(ふかん)する内容となっている。

 オープニングセレモニーには、マンガ家の萩尾望都さん、田亀源五郎さん、赤塚不二夫さんの娘で現代美術家・作家の赤塚りえ子さんら出展作家が登場した。会場を内覧したゲストやメディアからは「日本ではできないスケール」と賛辞の声が上がったという。

 セレモニーでは、名作バスケットボールマンガ「スラムダンク」などで知られる井上雄彦さんによる3点の描き下ろし原画が展覧会の最後を飾ることが発表された。車いすバスケットボールをテーマにした井上さんの作品「リアル」をモチーフにした、通常のマンガ原稿の8倍にも及ぶ大きさの原画となる。井上さんの執筆風景を撮影した動画とともに展示される。

 マンガ展は、23日~8月26日に開催。

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