水瀬いのり:劇場版「青春ブタ野郎」にプレッシャー 「抱えきれなくなることも…」

劇場版アニメ「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の完成披露上映会に登場した(左から)石川界人さん、瀬戸麻沙美さん、水瀬いのりさん、増井壮一監督
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劇場版アニメ「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の完成披露上映会に登場した(左から)石川界人さん、瀬戸麻沙美さん、水瀬いのりさん、増井壮一監督

 人気ライトノベル「青春ブタ野郎」シリーズ(電撃文庫)が原作のテレビアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」(増井壮一監督、6月15日公開)の完成披露上映会が25日、東京都内で行われ、水瀬いのりさんら声優陣が登場した。劇場版は水瀬さんが演じる牧之原翔子にスポットを当てたストーリーで、水瀬さんは「すごくプレッシャーがあった」といい、「今回翔子編を描くということで台本をもらう前からある種の覚悟はしていたんです。台本を見ると、テレビシリーズにはなかった翔子、翔子、翔子……という文字。うわぁーと抱えきれなくなって台本を閉じてしまいました」と明かした。

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 翔子の部分にチェックを入れながら台本を読んだという水瀬さんは「途中から翔子の文字がゲシュタルト崩壊して、(キャラクターの)咲太にもチェックしだしちゃって」と回顧。劇場版では、中学生、高校生、大人とさまざまな年代の翔子が描かれ、水瀬さんはその一つ一つにペンで色を変えてチェックをしていったといい、「最後の最後で小学生翔子が出てきて、翔子のカルテットができてしまった。最後の最後で一番可愛い声で返事をしなきゃいけないとなって、そこまでの疲労を連れてきた状態の声帯だったので、可愛く言えるかどうかすごくドキドキしながらマイク前に立ちました」とエピソードを明かした。イベントには声優の石川界人さん、瀬戸麻沙美さん、増井監督も登場した。

 「青春ブタ野郎」シリーズは、テレビアニメ化もされた「さくら荘のペットな彼女」の鴨志田一さん作、溝口ケージさんイラストのライトノベル。学校では浮いた存在の高校生・梓川咲太と、高校の上級生で活動休止中の女優・桜島麻衣の恋を描いている。思春期に起こるという“思春期症候群”がキーワードになっている。テレビアニメが2018年10~12月に放送された。

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