あさりちゃん:室山まゆみの初の姉妹合作作品を初公開 あさりちゃん本人がTwitter開始

「あさりちゃん」のビジュアル
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 人気ギャグマンガ「あさりちゃん」で知られるマンガ家ユニット「室山まゆみ」が初めて姉妹合作で描いた作品「吸血鬼」が8月1日、「あさりちゃん」の公式サイトで初公開された。「室山まゆみ」は、室山眞弓さんと眞里子さん姉妹のマンガ家ユニットで、「吸血鬼」は姉妹がデビュー前の中学生時代に描いた作品。同日、公式サイトがリニューアルされ、「あさりちゃん」の主人公・あさりちゃんのTwitterもスタートした。

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 眞弓さんと眞里子さん姉妹が本格的にマンガを描き始めたのは中学生時代で、2019年で画業50周年を迎える。これまでデビュー前の作品は公開されたことがなかったが、このほど、マンガ評論家の竹熊健太郎さんの書庫から最初期の原稿が発見され、特別公開することとなった。

 初の姉妹合作作品「吸血鬼」は全10ページで、竹熊さんは「これはすごい! 中学生にして、これはもう“作家”の仕事です!」「重要なのは、この掛け合いを楽しんでやっていること。決してテクニックではなく、キャラクターを動かして読者を喜ばせることを、作者が楽しんでいる。その初心を、お二人は50年間ずっと持ち続けているのだと思います。だからこそ、50年にわたって姉妹で児童マンガを描き続けるという、まさにギネス級の偉業を達成できたのでしょう」と絶賛している。

 公式サイトでは、1997年に刊行された「あさりちゃん」のコミックス54巻に収録されている「ああ消費税」も公開。同エピソードは、「消費税が10%になる」「政治に無関心ではダメだ」と約20年後の今を予言していたかのような内容が描かれ、ネットなどで「未来を予言していた」と話題となったという。

 「あさりちゃん」は眞弓さんと眞里子さん姉妹が「室山まゆみ」名義で1978年に「小学二年生」(小学館)8月号から連載をスタート。勉強嫌いだがスポーツ万能の小学4年生の浜野あさりと学校一の秀才の姉・タタミを中心に家族やクラスメートたちを巻き込んでドタバタを繰り広げるギャグマンガで、学年誌や少年マンガ誌「月刊コロコロコミック」、少女マンガ誌「ちゃお」などに連載。2014年にコミックスの100巻到達を機に約35年間の連載が終了した。同年「二人組による1コミックシリーズ最多発行巻数(女性作家)」として、ギネス世界記録に認定された。1982年にはテレビアニメ化、1985年には第31回小学館漫画賞を受賞した。

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