ガンプラ:新工場が2020年秋に稼働 生産能力1.4倍に 増産体制完了で効率化も

「ガンダム」シリーズのプラモデル「ガンプラ」(C)創通・サンライズ
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「ガンダム」シリーズのプラモデル「ガンプラ」(C)創通・サンライズ

 バンダイスピリッツが、人気アニメ「ガンダム」シリーズのプラモデル(ガンプラ)などを生産する新工場「バンダイホビーセンター新館」を新設することが分かった。新工場は、静岡市葵区のバンダイホビーセンターの敷地内に建設し、2020年秋に稼働する。現状の約1.4倍の生産が可能になる。

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 バンダイスピリッツは1969年(当時バンダイ)に静岡県清水市で工場を取得し、プラモデルの生産を開始。1980年から販売しているガンプラは、2019年4月に累計出荷数が5億個を突破する人気商品となった。現在のバンダイホビーセンターが竣工(しゅんこう)した2006年度のガンプラの年間出荷数は約660万個だったが、ガンプラの需要に対応すべく、工場内に多色成形機を増設し、2018年度は約1573万個まで拡大した。

 「ガンダム」シリーズが40周年となる2019年はさまざまなコラボ、中国を軸としたアジア展開を行い、ガンプラが40周年を迎える2020年も国内外でガンプラの需要がさらに高まると予想される。中国および米国北米を中心としたさらなる成長の対応と、中長期的に安定した生産体制に備えるべく、新工場を建設することになった。

 新工場では、小型自動搬送機による効率化を図るほか、成形画像検査機によって不良成形品の混入防止対策を行う。生産成形管理システムも導入する。

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