俳優の間宮祥太朗さんと女優の桜井日奈子さんがダブル主演する映画「殺さない彼と死なない彼女(殺カレ死カノ)」(小林啓一監督、11月15日公開)の本編映像と場面写真が11月13日、公開された。映像には、桜井さん演じる鹿野が、間宮さん演じる小坂に対して、「お前、世界で一番めんどくせーぞ」と話す場面が収録されている。
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映像は、学校からの帰り道での鹿野と小坂の会話しているシーンを収録。小坂が少し後ろを歩く鹿野に対して、なにか言ってほしそうに何度も振り返る。しびれを切らした小坂が「……なあ、お前、なんか気づかない? 今日」と話しかけるが、鹿野は分からない様子。小坂が「俺の髪形! 分け目がいつもと逆だろーが! 言わせんなよ」と続けると、鹿野が「どうした? 今のお前、世界で一番めんどくせーぞ」と冷静に半ばあきれ顔で一蹴。小坂は「うっせえ、殺すぞ!」と言いながら分け目を元に戻す……という展開。
併せて桜井さんがイカ焼きを丸々くわえている場面などの写真が公開された。小宮(間宮さん)が「食え」と差し出したイカ焼きを、少しかじるだけだったはずが、桜井さんが勢いよくかぶりつき、偶然にもイカ焼きを丸々くわえた状況が生まれたといい、本編では、桜井さんがくわえたまま「おいひぃ!」とせりふを話している。アドリブ的な面白さが受け入れられ、リテーク無しとなった珍しいシーンだという。
間宮さんとのやりとりについて、桜井さんは「作り込み過ぎていないテンションで、やり取りがすごく⼼地良かったです」と話している。そんな桜井さんについて、小林監督は「今回、桜井さんは世間のイメージと一番ギャップのある役柄を演じていて、ある意味“殻を破った”作品になるんじゃないかと思う」とコメントしている。
映画は、SNSマンガ家の世紀末さんがSNSに投稿して話題になり、書籍化された同名マンガが原作。何にも興味が持てず、退屈な学生生活を送っている高校3年の小坂は、ある日、蜂の死骸を埋葬しているクラスメートの鹿野に出会う。小坂は、心優しいがネガティブな言動で孤立し、リストカット常習者で“死にたがり”の鹿野に興味を抱く……という展開。
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