芳根京子:「記憶屋 あなたを忘れない」演じる真希への共感と憧れ 自身が持つ“強さ”とは…

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映画「記憶屋 あなたを忘れない」で河合真希役を演じる芳根京子さん

 映画「記憶屋 あなたを忘れない」(平川雄一朗監督、1月17日公開)に出演する芳根京子さん。映画は人気グループ「Hey!Say!JUMP」の山田涼介さん演じる主人公・吉森遼一が人の記憶と真実を巡って奔走する姿を描いた作品で、芳根さんは遼一の幼なじみの河合真希を演じる。芳根さんに演じた役柄への思いや初共演の山田さんの印象などを聞いた。

 ◇「とりあえずやってみる」強さ

 映画は累計50万部を超える織守きょうやさんの小説(角川ホラー文庫)が原作。遼一は年上の恋人・杏子(蓮佛美沙子さん)と幸せな日々を送っていたが、プロポーズをした翌日から連絡が取れなくなり、数日後に再会した杏子は遼一の記憶だけを失っていた。人の記憶を消せる「記憶屋」という人物がいることを知った遼一は、弁護士の高原(佐々木蔵之介さん)や真希らと杏子が記憶を失った原因を探す。その先には、彼らの運命を変える真実があった……というストーリー。

 真希は明るく、テンションの高い女子大生。撮影前に抱いていたイメージは、もっと落ち着いた女性だったが、平川監督から「もっと明るく、もっと楽しく、もっとテンション高く」と言われ、よりテンションの高い演技を意識したという。

 そんな真希について、「好奇心があるところは同じかなと思います。真希はきっと、とりあえず(なんでも)やってみる。あの旺盛さに、自分と似たものを感じるときがありました」と共通点を語る芳根さん。さらに、大切な人の幸せを一番に願う真希の“強さ”に触れ、「私も、たぶん『強いか弱いか』で言ったら、強い自信がある。だけど、真希みたいに強くなりたいとも思います。真希ほどではなくても、強さを持った女性でありたい」と憧れも口にする。
 
 そう語る芳根さんの“強さ”とは何か。「めげない、とりあえずやってみる。だから、食べ物に対して、食わず嫌いがない(笑い)。とりあえず食べてみる。ちゃんと『これはいい、これはだめ』という理解をしたい」と芳根さん。そうした姿勢は女優という仕事に取り組む上でも同様だ。「知らない世界に飛び込むのって、めちゃくちゃ怖いし不安もあります」と初めての作品、初めての役に挑む際の不安を明かすも、「やってみないと分からない」と前を向く。「やれるから今、このタイミングでこの役が私の元へたどり着いた、と思いたい。気持ちで負けたくないなと強く思います」と芯の強さをのぞかせる。

 ◇初共演の山田涼介の印象は……

 主人公の遼一を演じる山田さんとは初共演だが、劇中では広島弁で息の合った掛け合いをみせている。「人見知り」という芳根さんだが、現場では山田さんと冗談を言い合うなどして距離を縮めていった。「『幼なじみの役だから、タメ口でいいよ』と言ってくださって。そういうフランクな方だというのがちょっと意外でした。優しいのはイメージ通りでしたが、もうちょっとお堅い方なのかな、と思っていたけど、そのイメージをすぐに山田さんが壊してくださって」と明かす。

 「私も兄がいるので、ちょっと雑に扱ってもらうぐらいの方がちょうどいいです、という話はしたかな……。『丁寧に扱わなくていいです』と(笑い)」。そう芳根さんは楽しそうに明かし、「本当にほどよい距離感でやらせていただいたな、と。遼ちゃんと真希というフィルターがかかっていたからできたんだなと思います」と振り返る。

 人の記憶を消せる「記憶屋」を巡る物語。芳根さん自身は、嫌な“記憶”を消したい気持ちは分かる、と理解を示しつつ、嫌な記憶があるからこそプラスに働くこともある、と考えているという。

 「例えば、今年舞台をやらせてもらったんですが、『本番直前の稽古(けいこ)中にせりふが全部飛んで、本番』という夢を見たんです。すごく恐ろしい記憶だけど、だからこそ『きっとこれから、そういうことはないだろう』と思えた。夢で体験できたからこそ、記憶があるからこそ『そうはさせない』と自分で止めることができる。だから、たぶん記憶って消すことがすべていいことではない、と思うんです」と芳根さん。

 「嫌な記憶は誰にでもあると思うけど、その記憶を消すのではなく、いい記憶に塗り替えられたらいいな、と日々思っています」と持ち前の明るさで、前向きな思いを語ってくれた。

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