乃木坂46与田祐希:実写「ぐらんぶる」で映画初出演 金属バット振り回す“クーデレ美少女”に

実写映画「ぐらんぶる」に出演する乃木坂46の与田祐希さん(C)井上堅二・吉岡公威/講談社 (C)2020 映画「ぐらんぶる」製作委員会
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実写映画「ぐらんぶる」に出演する乃木坂46の与田祐希さん(C)井上堅二・吉岡公威/講談社 (C)2020 映画「ぐらんぶる」製作委員会

 アイドルグループ「乃木坂46」の与田祐希さんが、俳優の竜星涼さんと犬飼貴丈さんが主演を務める映画「ぐらんぶる」(英勉監督、5月29日公開)に出演することが2月23日、分かった。与田さんが映画に出演するのは初めて。普段はクールだけど、スキューバダイビングのこととなると優しくキュートなしぐさを見せる“クーデレ美少女”の古手川千紗を演じる。

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 千紗は、北原伊織(竜星さん)と今村耕平(犬飼さん)と同じダイビングサークル仲間。全裸になったりする伊織と耕平のバカ騒ぎを虫ケラを見るような目でさげすんだり、金属バットを振り回す、男たちを足で踏む、さらには、白目をむくなど、アイドルの与田さんのイメージを覆すような体当たり演技を披露するという。

 与田さんは映画の出演に「グループから離れた1人でのお仕事なのでとても緊張していましたが、いざ現場に入ってみると、スタッフの皆さんも、キャストの皆さんも、温かくて、にぎやかで、優しくて、そのおかげで、私も楽しみながら撮影をすることができました」と振り返っている。映画のオファーが届く前に、テレビ番組の企画でウミガメを探すためにダイビングの資格を取っていた与田さんは「まさかこんな形で生かせるとは思ってもいませんでした(笑い)」とコメントしている。

 さらに、「ファンの皆様には多大なる心配をお掛けしていると思いますが、私が演じる千紗は、とてもたくましい女の子なので、ヤバい男たちには負けません。なので、安心して劇場にお越しください。きっと不安は吹き飛び、笑いに変わると思います!」とアピールしている。

 また、与田さんのマネジャーは「与田祐希、そして乃木坂46を応援していただいている皆様、大変申し訳ございません。きっと『こんな映画に与田ちゃんを出して大丈夫か?』と不安になっていることと思います。ご安心ください。とても素晴らしい映画になっております。ただ、予告映像だけだと信じられませんよね。ただのヤバい映画だと思ってしまいますよね。その抱えてしまった不安を払拭(ふっしょく)するには、劇場に足を運び、映画を見ていただくしかありません。ヤバいやつら相手に与田が金属バットを振り回し、飛び蹴りをかます姿を見ていただければ、きっと安心していただけるはずです」とメッセージを寄せている。

 エグゼクティブプロデューサーの関口大輔さんは「原作を読んで千紗役には与田さん以外考えられず、『ぐらんぶる』のような企画に出演依頼してもよいものか悩みましたが、思い切ってオファーしたところまさかの快諾で驚きました」と明かし、「与田さんはすでに免許を所持されていて、順調にスキューバシーンの撮影ができました。プロデューサーである自分ですら驚くことが多い英監督の独特の演出ですが、そんな監督のどんな要求にも対応する与田さんの女優魂と、アイドルらしからぬ体当たりの演技に驚き、感動しました」と語っている。

 「ぐらんぶる」は、2014年4月からマンガ誌「good!アフタヌーン」(講談社)で連載中のマンガ。大学進学を機に海沿いのおじの家に身を寄せることになった主人公の伊織が、スキューバダイビングに青春を懸ける熱い男たちや美しく成長したいとこと出会う……というストーリー。2018年7~9月にテレビアニメが放送された。

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