竹内涼真:“出世作”「下町ロケット」第2夜、今夜放送 「テセウスの船」までの軌跡

竹内涼真さん
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竹内涼真さん

 2015年10月期に放送された阿部寛さん主演のヒット作「日曜劇場 下町ロケット」を再編集した「『下町ロケット』3週連続放送!~特別総集編・第2夜~」(TBS系、日曜午後9時)が4月12日、放送される。阿部さんをはじめとするそうそうたる実力派のキャスト陣に交じって、技術開発部の若き技術者・立花洋介を熱演し、「日曜劇場」初出演ながら存在感を示したのが、後に「テセウスの船」で同枠初主演を務めた俳優の竹内涼真さんだった。今回の放送を機に、日曜劇場だけでも5作品に出演している竹内さんの活躍の軌跡を振り返ってみたい。

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 竹内さんは、2013年に女性ファッション誌の男性専属モデルオーディションでグランプリを獲得し、芸能活動をスタート。2014年10月~2015年9月に放送された特撮ドラマ「仮面ライダードライブ」(テレビ朝日系)で主人公・泊進ノ介(仮面ライダードライブ)を演じ、連ドラ初主演を果たした。

 「仮面ライダードライブ」の直後に出演したのが「下町ロケット」だった。竹内さんが演じた立花は、「ガウディ計画」チームの若きリーダーで、重責の中で熱心に開発に携わり、新型人工弁「ガウディ」を完成させた立役者に。期間平均視聴率が18.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区、以下同)で、最終回の平均視聴率は22.3%を記録し、2015年度放送のドラマで最高記録をマークする人気作となり、竹内さんの知名度を一気に幅広い年齢層まで広げたといえる。

 その後、竹内さんは、2016年に「スミカスミレ~45歳若返った女~」(テレビ朝日系)、「時をかける少女」(日本テレビ系)など4本のドラマに出演。そして、2017年に放送されたNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」で主人公の恋人となる島谷純一郎を好演。さらに、「過保護のカホコ」(日本テレビ系)で主人公と結婚する麦野初を演じ、185センチの高身長と爽やかな笑顔で、お茶の間の女性をキュンキュンさせた。

 また、2017年10月期放送の「陸王」、2018年4月期放送の「ブラックペアン」、同年10月期放送の「下町ロケット」の続編と、1年の間に日曜劇場の3作品に出演。「陸王」の陸上部員の茂木裕人役では、自身がやっていたサッカーで挫折した経験とともに合間にトレーニングを行いアスリート役を体現。「ブラックペアン」の研修医の世良雅志役では、縫合の練習を重ねるなど役作りに励んだ。どの作品でも、ストーリーに深く関わるキーマンをそれぞれ演じ分け、存在感を示した結果、日曜劇場に欠かせない俳優へと成長したのだ。

 念願かなって「テセウスの船」で同枠初主演を果たした竹内さん。「日曜劇場の主演ということで、このような大役を演じさせていただけることを今はすごく幸せに思っています」と同枠への思い入れを語っていた。放送直後から真犯人の考察とともに、「心さん」を演じる竹内さんの熱演も話題となり視聴率が右肩上がりに上昇。最終回の平均視聴率は19.6%をマークし、見事に結果を残した。

 そんな竹内さんの日曜劇場“出世作”「『下町ロケット』3週連続放送!~特別総集編・第2夜~」は4月12日午後9時から放送される。竹内さんの初々しい演技を再び楽しみたい。

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