魔王城でおやすみ：テレビアニメで下野紘が勇者アカツキに　小山力也がはりとげマジロ役　描き下ろしイラストも

　マンガ誌「週刊少年サンデー」（小学館）で熊之股鍵次さんが連載中のマンガが原作のテレビアニメ「魔王城でおやすみ」に声優として下野紘さん、小山力也さんが出演することが5月27日、分かった。下野さんはさらわれたスヤリス姫を救うために立ち上がった勇者アカツキ、小山さんは下っ端の兵士として魔王城で働いている魔物のはりとげマジロを演じる。原作者の熊之股さんが描き下ろした「アニメ応援イラスト」も公開された。イラストには、スヤリス姫や魔王タソガレらがアニメの台本を読む姿が描かれている。

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　下野さんは、同作の印象を「一昔前であれば、魔王や魔物といえば『絶対的な倒すべき悪』、そして、さらわれた姫を救う勇者と壮絶な戦いを繰り広げる……というのが当たり前でしたが、人間の三大欲求の一つ、睡眠には勝てないのだなと、改めて感じる作品だと思いました。というか、姫、強すぎっ！！」と話し、自身が演じる勇者アカツキについては「自分でいうのもなんですが、勇者アカツキ……影、薄っ！！（笑い）」と語っている。

　小山さんは、同作について「『ね、大丈夫。心配しないで。僕がついています。安心して、ほうら、おやすみ』こう言って御姫様を寝かせてあげる！　なんてすてき、なんて素晴らしいんでしょう！　どうか朝までぐっすりおやすみ。そういえる相手がいるなんて、これ以上の喜びはありません。そ、そうだよねえ！　そのはずだよねえ！　ねえ、そこのキミっ！」とコメントしている。

　「魔王城でおやすみ」は、2016年から同誌で連載中のファンタジーコメディー。魔王城に捕らわれた人間の姫スヤリス姫が安眠を求めて好き放題する姿を描いている。アニメは、水瀬いのりさんが主人公のスヤリス姫を演じるほか、松岡禎丞さん、石川界人さんらが声優として出演する。2020年に放送。