味方良介:「教場」で話題の若手俳優が連ドラ初出演 小芝風花主演「妖怪シェアハウス」で陰陽師役に

8月スタートの連続ドラマ「妖怪シェアハウス」に出演する味方良介さん=テレビ朝日提供
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8月スタートの連続ドラマ「妖怪シェアハウス」に出演する味方良介さん=テレビ朝日提供

 今年1月に放送されたスペシャルドラマ「教場」(フジテレビ系)で木村拓哉さん演じる主人公の過去を探る役どころで話題となった若手俳優の味方良介さんが、小芝風花さん主演で8月1日にスタートする連続ドラマ「妖怪シェアハウス」(テレビ朝日系、土曜午後11時15分)に出演することが6月29日、分かった。味方さんは今作が連ドラ初出演で、妖怪たちがルームシェアをするシェアハウスの大家で陰陽師の水岡譲(みなおか・ゆずる)を演じる。

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 味方さんは、2011年にミュージカル「恋するブロードウェイ」でデビュー。ミュージカル「テニスの王子様」シリーズ(2012~2014年)、「薄桜鬼」シリーズ(2013~2015年)などに出演。24歳の時に故・つかこうへいさん作の舞台「熱海殺人事件」(2017年)で主人公を史上最年少で務め、3年連続で座長を務めた。

 ドラマは、「ケイゾク」「SPEC」シリーズなどを手掛けた西荻弓絵さん、「世にも奇妙な物語」シリーズなどで知られるブラジリィー・アン・山田さんらが脚本を担当するオリジナル作品。妖怪たちが生活するシェアハウスにたどり着いた目黒澪(小芝さん)が、おせっかいな妖怪たちに助けられながら、成長していく姿を描く。松本まりかさん、毎熊克哉さん、池谷のぶえさん、大倉孝二さん、大東駿介さん、内藤理沙さんも出演する。

 水岡は陰陽師であり神主という設定。味方さんは、クランクインの前に、映画「陰陽師」をはじめ、陰陽師が関係する数々の作品で指導をしてきた陰陽道研究家の高橋圭也さんから、所作や呪文を唱える際の声の出し方などについて指導を受け、役作りに励んだという。

 ◇味方良介さんのコメント

 初めて連続ドラマに出演することになり、新たな自分の引き出しが増えるかなと期待しています。これまで、舞台では長くても4時間ほどの時間経過だったものが、連続ドラマでは何週にもわたって役柄の人生が進んでいくと思うと、魅力的だなと感じていますし、どういうふうに自分自身の体感が進んでいくのかなど、未知な部分があるので、楽しみです。

 「妖怪シェアハウス」という作品はオリジナリティーにあふれていますし、言いようによっては、とてもふざけたタイトルで、ありがたいなと思ったんです。お芝居をしているとなかなかふざけることもないので、タイトルからふざけていただけると、ふざけやすいというか(笑い)。

 もともと僕は怖い話がとても好きなんです。稲川淳二さんの「怪談ナイト」というライブに毎年足を運んだり、寝るときも怖い話を聞いたりするくらい。妖怪は「見たいな、出会いたいな」と思っていたので、それが実現するのはうれしいですよね。こういうポップな感じで出会えるとは思っていませんでした(笑い)。

 僕が演じる水岡譲という役は、とてもむずがゆいキャラクターです。決めきれていないというか、決定的な瞬間を捉えきれないダサさを感じます。そのどうしようもない、母性をくすぐるところが魅力の役柄ですね。あくまでも主人公の澪がいる中で、そこにどういうふうに作用できるかというのが大事なことだと思うので、僕がどう演じたいかではなく、澪の世界を、周りにいる僕らがどういうふうに肉付けできるか、ということを考えながらやっていこうと思っています。

 ただ、水岡を囲む妖怪たちは、トリッキーな方たちが多いので、負けないように……。水岡は負けっぱなしでしょうけど、気持ちの面では負けないようにしないといけないなと思っています!

 今回、新人神主であり陰陽師の末裔(まつえい)という役柄ですが、例えば神主さんは、舞台のおはらいや年末年始のお参りで見かけることはあっても、詳しく知る機会がこれまでありませんでした。おはらいのときは頭を下げていて見えなかったところで、実はそんな儀式をやっていたんだとか、そういう意味があったんだとか、一つの手の動作にしても、これが火を表現している、とか、「あぁ、なるほどな」と思うことがありました。言葉で聞くだけではなかなか難しい部分がありますが、陰陽師指導の先生にとても分かりやすく説明していただき、自分の中で新たな知識になりました。

 今のこの状況下ですが、これだけぶっ飛んで、突き抜けた作品を、家族や、友達、恋人と一緒に見て、テレビって楽しいよね、ドラマっていいよね、という憩いの時間、笑える時間にしていただければいいなと思っています。

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