莉子:Popteenモデル 苦手な歌「好きに」 “バンド仲間”香音、秋田汐梨、ラスアイ長月翠との撮影「楽しかった」

YouTubeで9月6日から配信されるドラマ「DISTORTION GIRL」に出演する(左から)香音さん、莉子さん、長月翠さん、秋田汐梨さん
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YouTubeで9月6日から配信されるドラマ「DISTORTION GIRL」に出演する(左から)香音さん、莉子さん、長月翠さん、秋田汐梨さん

 女性ファッション誌「Popteen(ポップティーン)」(角川春樹事務所)のモデル・莉子さん(17)が主演を務めるドラマ「DISTORTION GIRL(ディストーションガール)」が、YouTubeで9月6日に配信をスタート。本作は「次世代タレント×音楽」をコンセプトにしたYouTubeドラマプロジェクト「PLAY DISTORTION」の第1弾で、莉子さんと同じく「Popteen」モデルの香音さん(19)、女性ファッション誌「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルで女優の秋田汐梨さん(17)、アイドルグループ「ラストアイドル」(ラスアイ)の長月翠さん(20)という気鋭の若手女優が集結した。4人に、役どころや撮影中のエピソードなどについて、聞いた。

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 ◇莉子は反抗期の女子高生役に共感 香音、秋田汐梨、長月翠は…

 「DISTORTION GIRL」は、莉子さんのドラマ初主演作。物語は「本音を言うと嫌われる。夢を見るとバカにされる。主張すると責められる。だから、フツーでいるのがいちばんいい」と思っているフツ子が所属している文学部が廃部の危機を迎え、同じく廃部寸前の軽音楽部・映画部・アイドル研究会などに所属する校内の変わり者たちと、自分たちの部活を守るためガールズバンドを組む……。3人組ロックバンド「羊文学」とのコラボ作で、主題歌は羊文学の新曲「Girls」を採用している。

 莉子さんは、友達や家族に本当の自分をうまく出せない女子高生でボーカル担当のフツ子との共通点について「友達とのコミュニケーションの取り方に共感できる部分はありました。それと、フツ子ちゃんは親に反抗的な態度をすることがあって、私も家に帰ると親に反抗することもあるので、高校生ならではの感じに共感することができました」と明かした。

 周囲とちょっとズレている優等生でベース担当の委員長を演じた秋田さんは「(委員長は)楽譜通りにベースを弾くタイプ。私もそういうタイプです。言われることはやるというか、そういう部分が似ているなと思いました」と話した。

 長月さんは、夢見がちなアイドル志望でギター担当のミーハーを演じて「ステージ上ではアイドルをやっているのですが、普段は普通のタイプなんです(笑い)。(ミーハーは)けっこうズバズバ言うタイプで毒舌なところがあるのですが、とても演じやすかったです」と振り返った。

 ドラムを担当する一匹狼のギャルルを演じた香音さんは「ギャルルは、クールな感じですがシャイな部分もあり、すごく共感することができました。音楽を通して、みんなとつながっている部分にも親しみを持ちました」と語った。

 ◇楽器を必死に練習 演奏して“変化”も…

 4人は劇中で羊文学の楽曲「Step」を披露している。莉子さんは「私はボーカルだったので、(撮影開始)2カ月くらい前の打ち合わせのときに曲を教えてもらいました。学校の登下校で『Step』を100回ぐらい聴きました」と述懐。「実はカラオケに人生で2回ぐらいしか行ったことがないんです。歌うのが苦手で。だけど、フツ子と出会って変われました! 歌うのがちょっと好きになりました(笑い)」と、変化も明かす。

 ベースが初挑戦だったという秋田さんは「楽譜をもらったのが1カ月前ぐらい前。自宅で練習を重ねました。先生に教えてもらえた日があったのですが、そのときに『上達したね!』って言っていただけて、うれしかったです」と笑顔を見せた。

 ギターが特技の長月さんだが、「実はギターを始めたのは去年の11月くらいで、コードを押さえることができるぐらいでした。いつかリードギターをやってみたいと思っていたのですが、こんなにも早くリードギターの役を演じられると思っていませんでした!」と喜びをかみ締めつつ、「1カ月前ぐらいから必死に練習しました(笑い)」と苦労も語った。

 小学2年生からドラムをやってきたという香音さんは「1カ月ぐらい前に聞いて、それから毎日曲を聴いていました。今までセッションしたことがなかったので、みんなと音を合わせるというのが大変でした。でも、セッションはすごく楽しくかったです。自分一人でたたくときと、バンドでやるときとでは、音が違うように聞こえました」と明かし、「いろいろな楽器とセッションしたいと思いました」と、楽しそうに語った。

 ◇毎日一緒に撮影「楽しかった」 長月翠の夢に出てきたのは…

 今回は、同世代での撮影となった。秋田さんは「このドラマの特徴としてイメージシーンが多く、せりふがあまりなかった。(田村啓介)監督から『こうして』と言われて自分たちでシーンを作っていきました。本当の学校のクラスメートみたいにシーンを作り上げていったのが印象的でした」と撮影の裏話を明かした。

 莉子さんは「撮影スケジュールが詰まっていて、毎日(みんなと)一緒にいました。すごく仲良くなりました」と語り、他の3人がうなずいているのを確認して笑顔を見せた。続けて、長月さんが「撮影の合間にお昼寝してたら莉子ちゃんが出てきました(笑い)」と明かすと、莉子さんは「おじゃましました」と返し、4人は大笑い。最後に「撮影は楽しかったですか?」と聞くと、全員が声をそろえて「楽しかったです! イエーイ!!」と盛り上がっていた。

 ドラマのタイトルの「DISTORTION」は「ギターのゆがんだ音」を表している。莉子さんはドラマについて「音楽と人間関係の部分に共通しているのがゆがみ。そのゆがみをテーマに物語が進んでいきます。そこを見てほしいと思います。ドラマには、共感してもらえるキャラが出てくると思うので、自分に似ているキャラを見つけたりしながら、物語を楽しんでもらえると、うれしいです!」と満面の笑みを見せていた。

 「DISTORTION GIRL」は9月6日から毎週日曜午後9時にプレミア公開。各話約15分、全5話。 

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