日野聡:劇場版「鬼滅の刃」 煉獄さんの「うまい!」は「独特の個性をしっかり」表現

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の舞台あいさつの様子(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の舞台あいさつの様子(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃(きめつのやいば)」の劇場版「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督)の舞台あいさつが10月17日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ(東京都港区)で開催され、炎柱の煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)役の日野聡さんが登場した。日野さんは、劇場版で活躍する煉獄について「まず煉獄といえば、独特の個性といいますか、そちらを強く意識する場面が『うまい!』と言うところですね。煉獄の独特の個性をしっかりと出して、観客の方にまずは笑顔になっていただくというところを意識しました。そして煉獄としては技を見せるが今回初でしたので、柱としての強さや格好よさ、頼もしさを炭治郎たちに見せるというところを心がけていました」と語った。

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 煉獄の激しいバトルも見どころの一つになっており「迫力のある技の応酬で、自分も見ていて圧倒されました。煉獄っていつも目を見開いて一見何を考えているか分からないのですが、裏では頭の中で何手も先を読み、状況判断する優れた能力の持ち主でもあり、柱としての頼もしさが濃密に描かれていたと思います」と話した。

 舞台あいさつには、主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)役の花江夏樹さん、竈門禰豆子(かまど・ねずこ)役の鬼頭明里さん、我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)役の下野紘さん、嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)役の松岡禎丞さん、鬼の精鋭である十二鬼月(じゅうにきづき)の下弦(かげん)の壱の魘夢(えんむ)役の平川大輔さん、テレビアニメに続き劇場版の主題歌を担当した歌手のLiSAさんも登壇した。

 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、鬼に変異した妹・禰豆子(ねずこ)を元に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメが2019年4~9月に放送された。テレビアニメの放送と共に原作の人気も加速し、コミックスのシリーズ累計発行部数は1億部を突破するなど社会現象となった。劇場版は、テレビアニメ最終話からつながる物語。炭治郎、炎柱の煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)ら鬼殺隊が短期間で40人以上の行方不明者を出しているという無限列車の調査に向かう。

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