人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの劇場版新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)に登場する第3村の45分の1のスケールのミニチュア「第3村ミニチュアセット」が、4月10日~9月8日にSMALL WORLDS TOKYO展示場(東京都江東区)で展示される。展示に先駆け、内覧会が行われ、“ケンケン”こと相田ケンスケの声優を務める岩永哲哉さんが登場した。岩永さんは、劇中でケンスケの衣装のモデルとなったというセーターを着て、ビデオカメラ持参で登場し、ケンスケになりきり「シンクロ率無限大です」と笑顔を見せた。
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ミニチュアは、第3村のシーンを描くため場面設定・画面構成検証用として制作され、幅約9メートル、奥行き約4メートル。アヤナミレイ(仮称)が使った銭湯や、相田ケンスケの家などがお披露目された。岩永さんは、ミニチュアを見た感想を「ケンスケならこう言うと思います。『すごい、すごすぎる! これが第3村のミニチュアか!』。感無量ですね。ここでみんなが命をつないでいたかと思うと、すごくうれしいです」と話した。
劇場版新作のケンスケについて「28歳のしっかりとした大人のケンスケを庵野監督が描いてくださった。いろいろと重要な役割を担って、シンジに対しても、第3村に対しても、アスカに対しても、彼なりの精いっぱいでいい仕事をしていた」とコメント。第3村は、「ある意味、シン・エヴァンゲリオンで一番重要と言えるぐらい素晴らしい場所。シン・エヴァの生きる希望です。特別な、かけがえのない村です」と思いを語った。
「エヴァンゲリオン」は第3新東京市を舞台に、主人公・碇シンジたちが人型決戦兵器エヴァンゲリオンで、謎の敵“使徒”と戦う……というストーリー。テレビアニメや劇場版アニメが制作され、社会現象を巻き起こした。
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、2007年から公開されている「新劇場版」シリーズの完結編。3月8日の公開から21日間で興行収入が60億円、観客動員数が396万人を突破。前作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(2012年公開、最終興行収入約53億円)の記録を超え、興行収入、観客動員ともにシリーズ最高記録となったことも話題となっている。4月5日時点で、興行収入が68億9000万円、観客動員数が451万人を突破している。
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