太平洋戦争末期の沖縄を舞台に、戦中最後の沖縄県知事・島田叡の生きざまを描いた映画「島守の塔」(五十嵐匠監督)の物語に基づいた朗読劇が6月22日、大田区民ホール・アプリコ(東京都大田区)で開催される。
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「島守の塔」は太平洋戦争末期の沖縄を舞台に、軍の命令に従いながらも県民の命を守り抜こうとした戦中最後の官選知事だった島田と警察部長の荒井退造、2人に生を託された沖縄の女性・比嘉凛を中心にそれぞれの生き方と苦悩を描く物語。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、映画の撮影を2021年秋に延期し、2022年以降全国公開を目指している。
今回の朗読劇は、沖縄戦の組織的戦闘が終了した「慰霊の日」前日となる6月22日に開催。島田役に貴城けいさん、荒井役に北翔海莉さん、凛役に舞羽美海さんと、元宝塚の女優3人を迎え、語り1人、沖縄三線の演奏で物語を紡ぐ。
脚本は、映画「島守の塔」の脚本家の1人・柏田道夫さんの教え子で、映画「本気のしるし 劇場版」(深田晃司監督)の脚本を担当した三谷伸太朗さんの書き下ろし。作詞作曲家で三線奏者の岡村聡士さんが、音楽と三線演奏を担当。アナウンサーの立花裕人さんがキャスティング、プロデューサー、語りを務めている。
昼夜2公演で、昼公演は6月22日午後1時開演、夜公演は同午後5時開演。全席指定で7700円。