岬のマヨイガ:追加キャストに大竹しのぶ 粟野咲莉が声優初挑戦 羊文学が主題歌担当 柏葉幸子の小説原作の劇場版アニメ

劇場版アニメ「岬のマヨイガ」の一場面(C)柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会
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劇場版アニメ「岬のマヨイガ」の一場面(C)柏葉幸子・講談社/2021「岬のマヨイガ」製作委員会

 2016年に野間児童文芸賞を受賞した柏葉幸子さんの小説が原作の劇場版アニメ「岬のマヨイガ」(8月27日公開)に、女優の大竹しのぶさん、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」に出演したことも話題となった子役・粟野咲莉ちゃんが声優として出演することが7月7日、分かった。大竹さんは主人公・ユイを助ける不思議なおばあちゃんのキワさん、咲莉ちゃんは声を失った少女・ひよりをそれぞれ演じる。咲莉ちゃんは、同作で声優に初挑戦する。ロックバンド「羊文学」が、主題歌「マヨイガ」を担当することも発表された。

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 17歳のユイ、8歳のひより、キワさんを描いた本ビジュアルも公開された。本予告も公開され、ユイとひより、キワさんが、迷い込んだ人をもてなしてくれる不思議な家・マヨイガで暮らし始める様子が描かれた。人の悲しみや後悔から生まれる“アガメ”と呼ばれる怪異が登場し、ユイたちの生活を脅かす場面も映し出された。

 大竹さんは「初めて台本を読んだ時、おとぎ話を読んだような温かい気持ちになりました。キワさんが語る昔話が面白く、これをどんなふうに読んだらいいんだろうととても楽しみでした」とコメントを寄せている。

 咲莉ちゃんは「ひよりは悲しい出来事をきっかけに声が出なくなってしまった女の子です。この映画は、私たち一人一人に優しく寄り添ってくれる映画だと思います。可愛い“ふしぎっと”たち、食材をふんだんに使ったお料理のアニメーションが私のお気に入りなので、ぜひ注目してみてください」と話している。

 「岬のマヨイガ」は、居場所を失った17歳の少女が、海の見える不思議な古民家・マヨイガにたどり着き、血のつながりがない新しい家族たちと共同生活を送る姿が描かれる。フジテレビがアニプレックス、イオンエンターテイメントなどパートナー各社と取り組むアニメプロジェクト「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」の一環で製作される。東日本大震災から10年の節目となる2021年に、同作を含め岩手県、宮城県、福島県をそれぞれ舞台とするアニメを製作する。

 「のんのんびより」などの川面真也さんが監督を務め、「若おかみは小学生!」などの吉田玲子さんが脚本を手掛ける。「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズなどのdavid productionが制作する。女優の芦田愛菜さんが主人公・ユイの声優を務める。

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