歌舞伎俳優の三代目市川右團次さんと、長男の市川右近君が8月13日、大阪市内で開催された、舞台「伝統芸能 華の舞」の取材会に出席。今作は、2人が親子共演する作品で、右近君の印象を聞かれた右團次さんは「顔に出さずに、泣き言を言わないで(けいこを)やるのは親として褒めてやりたいところ。親がいうのも何ですが、凜としたところを感じます」とパパの顔をのぞかせていた。
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舞台は、歌舞伎十八番の中でも古風な趣を持つ荒事「鳴神」、楠木正成が奮戦して討ち死にするまでを描く「楠木正成二題『楠露(くすのつゆ)』『楠公(なんこう)』」で構成。「楠公」では右團次さんが楠木正成、右近君が正成の息子・正行を演じる。
「鳴神」で、鳴神上人を演じる右團次さんは、役を演じるにあたり市川海老蔵さんから指導を受けたといい、「海老蔵さんに教えてくださいと申しましたら、『俺が見るの? 大変だなー』と言っていました」と海老蔵さんのモノマネをしながら振り返り、報道陣を笑わせていた。
「伝統芸能 華の舞」は10月14日からアルカスSASEBO(長崎県佐世保市)でスタートし、同29、30日に南座(京都市東山区)、同31日に兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール(兵庫県西宮市)などで公演。11月23日の南海浪切ホール(大阪府岸和田市)まで全国16会場で21回上演される。