かなしきデブ猫ちゃん:水樹奈々がマドンナに 音楽に長岡亮介 NHK松山開局80年記念アニメ

「かなしきデブ猫ちゃん」の一場面(C)NHK
1 / 5
「かなしきデブ猫ちゃん」の一場面(C)NHK

 愛媛県で親しまれている創作童話が原作のテレビアニメ「かなしきデブ猫ちゃん」に声優として水樹奈々さんが出演することが分かった。水樹さんは、黒猫のマドンナを演じる。バンド「ペトロールズ」のメンバーで、バンド「東京事変」に浮雲名義でギタリストを務める長岡亮介さんが音楽を担当することも発表された。

ウナギノボリ

 同作は、NHK松山の開局80年を記念した特別企画として制作。水樹さんは愛媛県出身で「かなしきデブ猫ちゃんがついにアニメ化! いつかアニメになることがあったら、少しでも携われたら……と思っていたので、とてもうれしいです!」と喜び、「地元の方はもちろん、愛媛を訪れたことのある方には身近に感じていただけるさまざまな場所が登場し、猫を愛する方にはグッとくる描写がギュッと詰まっています。愛媛各地を巡るマルの大冒険に、皆さんぜひお付き合いください!」とコメントを寄せている。

 長岡さんは「デブ猫ちゃんの話は我々の話でもあるよなあと思いながら、“主猫公”であるマルを仲間のように思いながら音楽を考えています。そしてこの作品に音によって愛媛の風をふわっと吹かせられたりできたらなと思ってみたりしています」と話している。

 アニメが愛媛地方のNHK総合で12月6~10日、13~17日の各日午後8時42分に放送されることも発表された。全国では、12月19日、26日の午後11時55分、2022年1月10日~2月28日の毎週日曜深夜0時半に放送される。各話約3分で全10話。

 「かなしきデブ猫ちゃん」は、早見和真さん文、かのうかりんさん絵の童話で、2018年4~11月に「愛媛新聞」に掲載された。愛媛を舞台に松山市・道後で家ネコとして優雅に暮らしていたマルが冒険する姿が描かれた。俳優の滝藤賢一さんが主人公・マルの声優を務める。「おでんくん」などの加藤道哉さんが監督を務め、脚本も手がける。サイクロングラフィックスが制作する。

写真を見る全 5 枚

アニメ 最新記事