池ハロ:コロナ禍のコスプレイベント ソーシャルディスタンスを配慮 自粛期間にコスプレが新しい趣味に

「池袋ハロウィンコスプレフェス2021」に登場したコスプレーヤー
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「池袋ハロウィンコスプレフェス2021」に登場したコスプレーヤー

 大型コスプレイベント「池袋ハロウィンコスプレフェス2021(池ハロ)が10月30、31日に東京・池袋の東口エリアで開催された。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響でオンラインイベントとなったため、約2年ぶりのリアルイベントとなった。会場には再開を心待ちにしていた大勢のコスプレファンが集結。コロナ禍のコスプレイベントを取材した。(ソムタム田井)

 今年の池ハロは、緊急事態宣言の解除後とはいえ、マスクの着用、定期的な消毒、ソーシャルディスタンスの確保など、安全面には最大限に配慮しながら開催された。メイン会場は、サンシャインシティの屋外エリアとイケ・サンパークで、イケ・サンパークでは、コスプレーヤーの“来年の顔”を決定する「コスプレイヤー・オブ・ザ・イヤー」や人気レイヤーを撮影できる「ソーシャルディスタンス撮影会」などを実施。いずれも好評を博していた。

 写真撮影に応じてくれた参加者の多くは2020年以前からコスプレ活動に取り組んでいて、今回が久しぶりのイベント参加となったようだ。中には、自粛期間中に「自宅で楽しめる趣味としてコスプレを始めました」という初心者レイヤーもいた。

 初心者レイヤーは「イベントに参加することを目標に、ひたすらメークの練習と衣装制作に取り組んできたんです」といい、人前でのコスプレは初めてながらも、クオリティーが非常に高いこともあり、大勢のカメラマンが列を作った。戸惑いながらも、楽しそうに撮影に対応する姿が印象的だった。

 トレンドを見てみると「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「東京リベンジャーズ」「ウマ娘 プリティーダービー」などが人気だった。中には作品の枠を超え、異なるタイトルのキャラクター同士でツーショットや、集合写真の撮影を楽しむグループもいて、それぞれが思い思いに約2年ぶりの池ハロを楽しんでいた。

 ※撮影協力コスプレーヤー(敬称略)

 のぞみ▽ありさ▽南里▽愛場れいら▽かえるちゃん▽九条ねぎ▽ましょこ▽DIMM▽月見▽トノJUN

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