芸能人格付けチェック!:制作スタッフも感じる重圧 「分かって当然」の難しさ、正解不正解の絶妙なさじ加減

特番「芸能人格付けチェック! 2022 お正月スペシャル」の出演者=ABC提供
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特番「芸能人格付けチェック! 2022 お正月スペシャル」の出演者=ABC提供

 ABC・テレビ朝日系のバラエティー特番「芸能人格付けチェック! 2022 お正月スペシャル」が、1月1日午後5時から放送される。2005年以降、毎年新春に放送されており、今年で17年目を迎える同番組だが、今年はロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIさん、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの「BIG BOSS」こと新庄剛志監督らが、「一流芸能人なら正解して当然」という格付けチェックに挑戦する。出演者たちが重圧で間違いを重ねていったり、プレッシャーをはねのけて連勝記録を更新する姿が毎年話題になっているが、制作スタッフたちもプレッシャーを抱えているという。制作の舞台裏や今回の見どころなどを北村誠之プロデューサーに聞いた。

 ◇郷ひろみ、藤原紀香、観月ありさが土下座!?

 番組は、“一流芸能人”たちがチームを組み、味覚や音感など六つのジャンルの格付けチェックに挑む。間違える度に「一流」から「普通」、「普通」から「二流」へとランクダウンしていき、最後には“映す価値なし”(画面から消滅)となってしまう……という内容。

 今回の見どころについて北村さんに聞くと、「筋書きのないドラマというぐらい波乱が起きています。過去には問題を間違えた鬼龍院翔さんが、チームを組んだGACKTさんにスライディング土下座をしたこともありましたが、今回は郷ひろみさんや藤原紀香さん、観月ありささんが土下座をする場面もあるんです。『こんな大御所に何があったんや!?』と思っていただけるのではないでしょうか」と自信たっぷりに語る。

 ◇スタート当初は出演拒否も多く

 「この人一流なのに、間違えたの?」というような視聴者の反響を得るため、キャスティングで重要なのは、やはり“一流”であることだ。「番組がスタートした当初は、『テレビで間違えたら恥をかく』と出演を断られる方も多かったそうです。今でこそ、番組コンセプトが世の中に浸透してきて、そうではなくなってきていますが、『うちのタレントに恥をかかせられない』という事務所さんもやはりいらっしゃいます。そこは妥協せず、こだわっています」という。

 新庄監督の出演については「あの監督就任会見に引きつけられた方も多かったと思います」といい、「2022年の球界の主役になるのではないでしょうか? それなら2022年の始まりである番組にもご出演していただき、BIG BOSSに盛り上げてもらいたい」という気持ちでオファー。今回は稲葉篤紀GMとチーム組むが、「稲葉さんは、バラエティー番組でお見かけすることが少ない方です。番組として、バラエティーにあまり出演されない、一流の方にも出ていただきたいとこだわっているので、お願いしました」と明かしていた。

 毎年連勝記録を更新し、話題を集めていたGACKTさんだが、活動を無期限休止中のため残念ながら今回は不参加となってしまった。北村さんは「毎年、ご自身にプレッシャーを掛けながら本気で挑戦されていたので、残念です。一日も早い回復と復帰を、番組スタッフも祈っています」とコメントした。

 また、これまでGACKTさんとペアを組み、連勝記録を伸ばしていたYOSHIKIさんは、「お正月スペシャル」に2年ぶりに登場する。「今までも連勝中だったので、今回はどうなっているのかご期待ください」と語っていた。

 ◇番組CPも不正解?

 今回、出演者たちが挑むのは「ワイン」「六重奏」「味覚」「アルゼンチンタンゴ」「ゴスペル」「牛肉」の6項目。ワインや牛肉といった定番はもちろんのこと、注目すべきはヴァイオリン4本とヴィオラ、チェロによる六重奏だ。六つの楽器の総額は、番組史上最高額の約65億円にも上る。「スタジオに65億円の物があるなんて、僕らも怖くて仕方がないですよ(笑い)。『誰かがつまずいて楽器に当たってしまったら……』とか緊張感がありました」と振り返る。

 「アルゼンチンタンゴ」「ゴスペル」は今回、チェック項目に初登場。「アルゼンチンタンゴ」は昨年大ヒットした映画「マスカレード・ナイト」で木村拓哉さんと中村アンさんが踊ったことでも注目されたもので、「今だからこそ取り上げるネタをセレクトしました」と語っていた。

 これらチェック項目は「決してだましてやろうとして出題するのではなく、できて当然だと思うものを用意しています」と強調する。一方、「僕らは『全員が正解をしてしまったらどうしよう』というプレッシャーも抱えているんです。だからといって、問題を難しくしてしまうと、『一流だったら分かって当然』という番組コンセプトからそれてしまいます」とも告白。

 正解と不正解の絶妙なさじ加減は、スタッフたちによる事前のシミュレーションから生まれるといい、「番組チーフプロデューサーが牛肉とカエルの肉を間違えたり、僕も実際にフォアグラとマンボウの肝を間違えるなど、すごく盛り上がるんです。一流芸能人の方ですと、カメラが回っている状況ですので、さらにプレッシャーがかかるでしょうね」と語っていた。

 「次々に正解していく人もいるのに、最初の問題を間違えたら疑心暗鬼になって、どんどん間違えてしまう人もいます。二択だから余計、そう迷うのでしょうね。改めて、ドキュメンタリーのような番組だと思い知らされました。出演者たちが真剣に悩む姿に注目してください」と呼びかけた。

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