津田美波&佐倉綾音:「シンカリオンZ」 ハヤトからシンへ熱いエール 男の子役の難しさ

「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」に登場した速杉ハヤト役の佐倉綾音さん(左)と新多シン役の津田美波さん
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「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」に登場した速杉ハヤト役の佐倉綾音さん(左)と新多シン役の津田美波さん

 新幹線がロボットに変形するテレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」の第2期「新幹線変形ロボ シンカリオンZ(ゼット)」第33話が1月14日に放送され、第30話に続き、前作の主人公・速杉ハヤトが登場した。第33話では、「シンカリオンZ」の主人公・新多シンとハヤトが対面。共に敵に立ち向かう熱い展開、ハヤト役の佐倉綾音さん、シン役の津田美波さんの熱演が話題になっている。佐倉さん、津田さんは、「シンカリオン」シリーズの収録現場は「大変です」と口をそろえる。小学生の男の子を演じる難しさ、第33話の収録の裏側を聞いた。

 ◇「チェンジ! シンカリオン」 改めて感じた格好よさ

 --第30話でのハヤト登場も大きな話題となりましたが、第33話では同じ新幹線E5系はやぶさの運転士であるシンとハヤトが語り合う熱いシーンが描かれました。共演の感想は?

 津田さん 第30話は、シンとハヤト君がまだ出会っていなかったので、アフレコも別々だったのですが、第33話でようやくあやねる(佐倉さん)と一緒にアフレコできて、やっぱり安心感があるなというか。ハヤト君がそこにいてくれるうれしさを感じましたね。

 佐倉さん ハヤトはシンカリオンZに乗ってはいないので、シンの戦いを見守っていました。

 津田さん ハヤト君はシンカリオンZを見て、キラキラした顔をしていて。そこがやっぱりハヤト君だなと。“E5はやぶさ”の運転士が交代したことにジェラシーを感じるでもなく、「これがシンカリオンZ」という受け入れ態勢がすごくて。やっぱりハヤト君ってすごいなと思いました。

 --第33話では、仲間の碓氷アブトと戦う状況を強いられ悩むシンに、ハヤトが「アブト君ならきっと大丈夫だよ」と語りかける場面も描かれました。

 佐倉さん ハヤトの進化が続いているのだとしたら、まるで未来を予測するかのようなせりふがいくつか出てきたんですよね。そういうせりふの説得力を私は表現できるだろうか?と結構心配だったんです。ですが、ハヤトはきっと理屈じゃない何かをシンに対して感じているんですよね。

 --シンカリオンZに乗って戦うシンたちを見て感じたことは?

 佐倉さん 今回、初めて「チェンジ! シンカリオン」と言っている少年たちを目の当たりにしました。前作では、自分も一緒に戦わなくてはいけなかったので、周りの「チェンジ! シンカリオン!」に感じ入る余裕なんてなかったんです。だから、改めて見た時に格好いいなと、すごく思ったんですよね。きっとハヤトもそう思っているのではないかなと思います。だからこそ、第33話の最後でハヤトが「アブト君ならきっと大丈夫だよ。だって……シンカリオンの運転士に悪い人はいないからね!」といった言葉の説得力は、今後シンたちの中で生まれるんだろうなと思いました。

 ◇小学5年生は大人と子供の境目 悩むことも

 --佐倉さんは前作で小学5年生と6年生のハヤトを演じ、津田さんは「シンカリオンZ」で小学5年生のシンを演じています。「シンカリオン」シリーズならではの演技の難しさは?

 佐倉さん 「シンカリオン」の現場は大変よね。私たちも通ってきた道なので、大変そうだなって。

 津田さん 大変です……。よかれと思って演じたことが、全然違っていたりとか。シンの小学5年生という年齢自体が大人と子供の境目で、時々、私自身が演技プランを間違えてしまうのもそこなんです。ここは子供っぽくはしゃいでいいのか、それとも大人と近い考え方をしていいのかと、すごく悩みます。ディレクションでも「その悩み方は大人の悩み方だ」と言われることもあって。

 佐倉さん 懐かしい! 私も「経験値を下げて」と言われることがありました。ディレクションで「それは25歳の悩み方だ」とか。

 津田さん そうなの! ディレクションされて「そうだ、シンは小5だった」とハッとすることも多くて。

 佐倉さん 難しいと思います。ハヤトは進化していったので、途中からそういうことを言われなくなっていったんです。経験値が私に近付いて、私を超えていくこともありましたし。シンは、無邪気に小学校5年生らしく戦っていくから大変だろうなと。

 --「シンカリオンZ」は、シンとアブトのダブル主人公という点でも、前作と違いがあります。

 津田さん アブトとシンを足して2で割ったらハヤトになっていくんじゃないかと思うこともあります。アブトは、最初から「本当に小学生?」と思うぐらい一人だけ大人びていて。だから、やっぱりシンにはアブトが必要だし、二人で主人公って、そういうことなのかなと。シンの未熟な部分をアブトが補っていたり、アブトも未熟な部分があって、そこに対してシンがこれから進化して向かっていくんだろうなって。

 ◇熱い現場、厳しいディレクション いい作品にしたい

 --第33話ではシンが「ハヤト。俺、行くよ! アブト、お前に会いに……宇宙へ!」と宣言する場面もあり、ストーリーも新たな展開を迎えることとなりそうです。共演を経て、佐倉さんから津田さんへの思いは?

 津田さん 先輩、アドバイスをお願いします!(笑い)。

 佐倉さん いやいや、同期ですから(笑い)。今回、音響監督の三間(雅文)さんが津田氏に対してたくさんディレクションをしているのを目の当たりにして、私もそうだったなと。私もいっぱいぶつかったし、いっぱいやり取りしたなという記憶がよみがえってきました。スタッフさんはみんな「いい作品にしたい」「いいキャラクターにしたい」「皆さんに愛してもらいたい」という気持ちがあるからこそ厳しくディレクションもされるんです。ただ、津田氏がそれを全部受けて、ダメージに置き換えられてしまっていないかと、少し心配になって。頑張れ、屈しないで!と思っています。

 津田さん ありがとう(笑い)。それは自分でも分かっていて。私自身は現場で言い返したことはないんですけど、なにくそ精神はあると思うんです。だから、そのなにくそ精神を三間さんは刺激しようとしてくれているんだろうなって感じ取っています。ダメだったら時間がかかっても何度でもやる現場です。でも、それが期待を込めてのものだと、ちゃんと思いを受け取っているから大丈夫ですよ。

 佐倉さん よかった。三間さんの期待がすごく伝わってきたから。

 津田さん ありがとう。ハヤトからいいエールをいただきました。

 「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」は、シンカリオンZの運転士となった子供たちが、研究所員たちと力を合わせ、再び現れた巨大怪物体を迎え撃つ姿を描く。新幹線超進化研究所が新たな敵の襲来に備え、新型ロボ・シンカリオンZ、在来線から変形してシンカリオンZをパワーアップさせる新たな武装強化車両・ザイライナーを開発する。テレビ東京系で毎週金曜午後7時25分に放送。

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