吉沢亮:北村匠海と兄弟役「マーキュリー・ファー」開幕 「改めてとてつもない衝撃作だと実感」 舞台写真も公開 

吉沢亮さんと北村匠海さんが共演する舞台「マーキュリー・ファー」 撮影:細野晋司
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吉沢亮さんと北村匠海さんが共演する舞台「マーキュリー・ファー」 撮影:細野晋司

 俳優の吉沢亮さんと北村匠海さんが兄弟役で共演する舞台「マーキュリー・ファー Mercury Fur」が世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区)で1月28日に開幕した。生きること、愛することを渇望する兄弟を描いた衝撃作。兄エリオット役の吉沢さんは、初日を終え「全身が疲れているはずなのに、アドレナリンが出過ぎて、目がバキバキです。初めてお客様の前でお芝居して、皆さんの空気を生で感じ、改めてとてつもない衝撃作だと実感しました。これから約1カ月半、全力でエリオットとして生き続けるので、お楽しみに」とコメントしている。

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 弟ダレン役の北村さんは「混沌とした世の中で、日々少しずつ初日まで歩んできました。僕にとって、初めての舞台がこのマーキュリー・ファーです。全てが新鮮で、改めて芝居について考えさせられることもたくさんありました」と明かし、「そして何より、この作品に宿っている“愛”を僕ら自身も噛みしめながら、一つ一つの言葉を大切に、皆様の心の中に届けていけたらと思います」と語った。舞台写真も公開された。

 本作はイギリスの劇作家フィリップ・リドリーさんが2005年に書き下ろし、日本では2015年に初演された。今回は約7年ぶりの再演で、再び演出を手掛けた白井晃さんは、「まず、このような状況の中で本作が開幕できたことに安堵(あんど)しています。そして、劇場に足を運んでくださった皆様にも心から感謝申し上げたいです」と話す。

 また「7年前にこの作品を上演したときに、現実の世界が地続きになっているような恐ろしい感覚がありました。そして、今もなおその感触は間違いなく続いています」といい、「劣悪な環境の中で必死に生きていこうとする兄弟の姿は、この時勢の中、見えない恐怖と闘いながら必死に役を生き、演じ続ける俳優たちの姿と重なり胸を打つものがあります。新たな俳優陣との作業は、まるで別の作品を作っているような刺激に満ちたものでした。明日からも彼らが繰り広げる世界が劇場の中で光を放ち続けられることを心から願っています」と思いを込めた。

 舞台は世田谷パブリックシアターで2月16日まで上演され、2月19日~3月11日に長野、新潟、兵庫、愛知、福岡で地方公演も開催される。

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