ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
迫稔雄さんの人気マンガを実写化した映画「嘘喰い(うそぐい)」(中田秀夫監督、2月11日公開)。横浜流星さんが主演し、佐野勇斗さん、白石麻衣さんがメインキャストに名を連ねる。横浜さんと佐野さんは、アイドルという、自分たちとは“違う世界”で活躍してきた白石さんから刺激を受けたことが多いと語り、白石さんもそんな2人から刺激を受けたと話す。共演を通して感じたことや本作への思いを3人に鼎談(ていだん)形式で語ってもらった。
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映画は迫さんの人気同名マンガ(集英社)が原作。「嘘喰い」と呼ばれる正体不明の天才ギャンブラー・斑目貘(まだらめ・ばく、横浜さん)が、日本の闇社会を牛耳る組織「倶楽部賭郎(くらぶかげろう)」の頂点を目指し、巨額の金と命を懸けたギャンブル、ゲームに興じる姿を描く。佐野さんは貘の相棒として行動を共にする青年・梶隆臣(かじ・たかおみ)、白石さんは巧妙なイカサマで客からむしり取る闇カジノのオーナー・鞍馬蘭子(くらま・らんこ)を演じる。
横浜さん 勇斗はピュアで真っすぐ。(撮影を通して)勇斗が役について、作品について、真っすぐ考えているところを見ることができました。梶隆臣はある意味、一番“まとも”な人間なので、見てくださる方はたぶん、梶に感情移入することができると思います。僕が演じる貘はキャラが濃くて、演じやすかったりもするのですが、(演じる上で)すごく不安なところもありました。でも、勇斗がすごく僕に合わせて演技をしてくれたので、ありがたかったです。
佐野さん 今回初めて流星君とガッツリお仕事をさせていただきました。お芝居も人柄も、「尊敬」という一言では片付けられないくらいすごいなと思いました。役への向き合い方、他のキャストの皆さんに対しての接し方、役作りも含めて、勉強になりました。
白石さん お芝居に対して、本当に真っすぐになっているお二方の姿を見て、見習うべきところが多かったです。すごくストイックだなと思いましたし、カッコ良かったです!
横浜さん 元々“違う世界”にいた方なので、まずその点で尊敬できます。“自分にはないもの”を持っているので。そういうものが多分、役にも生きているのだと思います。白石さんは明るくて、すごく穏やかな方で、蘭子とは全然違います。ですが、白石さんの柔らかさと、蘭子の親分としての強烈さがよくマッチしていて、魅力的な蘭子ができあがったと思います。普通に演じたら結構怖い感じになると思うのですが、(白石さん演じる蘭子は)怖さだけでなく、チャーミングなところもあって、それはやっぱり白石さんだからこそなのかなと思います。
佐野さん 白石さんはとにかく謙虚、それでいてスター。「こんな姿勢で物事に臨んでるんだな」ということが分かりましたし、いろいろ学ばさせてもらいました。やっぱり“トップ”は謙虚なんだなと。
白石さん 全然(謙虚じゃない)ですよ(笑い)。
横浜さん 貘が天才ギャンブラーであることはあまり意識しなかったかもしれません。もちろん原作があるので、原作はしっかりとリスペクトしました。原作の世界観も意識したのですが、意識し過ぎると、原作の“ものまね”になってしまいます。僕らがやる意味も考えなくてはならなかったので、貘の人間らしさだったり、ちょっと繊細な部分だったり、感情の部分を特に意識しました。
佐野さん 僕が演じる梶が、映画を見てくださる方に一番近い存在であることは感じていましたし、それは監督からもずっと言っていただいていたことだったので、そこはすごく意識しました。あとは、原作ファンの方に違和感なく見ていただけるようにということも意識しました。
白石さん 自分とはかけ離れた役だったのですが、中田監督とお話しながら、蘭子というキャラクターを作っていきました。(蘭子は)とにかくカッコいいのですが、1本芯が通っている人物で……。“強さ”が出るような立ち姿とか、声の出し方を意識して役作りをしていきました。ただ強いだけじゃなく、ふとした瞬間に見える蘭子の女性らしい感じ、柔らかい感じも出るように意識しました。
横浜さん 自分だとあまり分からないですね……。
佐野さん じゃあ代わりに僕が言わせてもらいますが、カリスマ性ですね! これは貘も持っていますが、流星君が持っているものと通じるものがあります。付いていけば、自分自身も変わるんじゃないか、この人に自分の人生を任せたいと思わせる感じ、流星君も持っています!
白石さん すばらしい!
横浜さん (笑い)。
佐野さん 可愛げですかね。
横浜さん 自分で言う? まあ、可愛いもんね。
佐野さん でも、ちょっと空回っちゃうところとかは似ています。すごく共感します。
横浜さん 空回りがちだよね。でもそれは、自分よりも人のことを考えているからそうなっちゃうんだと思うけど。
白石さん ちょっとサバサバしているところとか? 私、どちらかというと女子というよりは、男子っぽい性格なので、そこはちょっと共通しているところがあると思います。ですが、蘭子と私はとてもかけ離れていますね。
ーー中田監督の演出はいかがでしたか。
横浜さん 中田監督は1レベル上げてとか、あと3レベル上げてみたいに、数字で指示されることが多くて。最初は戸惑いの方が強かったです。「2レベルってどれくらい?」みたいに思ったりして。でもだんだんと分かっていくんですよね。すごい特殊な演出だと思いました。
佐野さん 中田監督はやはりホラーを得意とされている監督というのもあって、「お化けが出てきたときくらいの驚き方をしてほしい」と言われたことがあって。独特だなと思いましたけど、分かりやすかったです。
白石さん 中田監督って、すごくチャーミングなんです(笑い)。
横浜さん うん。ホラーをたくさんやっている監督とは思えないくらい。
白石さん ご自身が映画に出演されたりもしていて……。
横浜さん (中田監督を劇中で)見つけましたか?
白石さん 見つけました! 中田監督が登場するので、見つけていただけると、より映画を楽しめるのかなと思います。
ーー映画の見どころは。
白石さん 最初から最後まで全部が見どころだったりするのですが、その中でも貘と梶の友情が描かれるシーンが個人的には好きです。ドキドキ感がある映画ですが、ちょっとほっこりするようなシーンもたくさんあるので、男性だけではなく、女性にも見ていただけたらなと思います。
佐野さん 自分の役のことで申し訳ないのですが、梶は多額の借金を背負っているところを、貘に助けてもらっているので、人生の大逆転劇というのは見てほしいなと思います。あとこの2人(貘と蘭子)のビジュアルですね。ビジュアルはやっぱり圧倒的なものがありますので、注目してほしいです。
横浜さん イカサマでも何でもありの状況で、(貘たちが)生死を懸けて一つのゲームをしているというところです。みんな高度な頭脳戦、心理戦を展開していて、皆さんも見ていて、ハラハラドキドキしてもらえるかなと思っています。
2024年11月22日 06:00時点
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