三浦透子:聖子ちゃんカットや服装で80年代を再現「エネルギーもらってる」 「カムカムエヴリバディ」で親友・一恵役

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で野田一恵を演じる三浦透子さん (C)NHK
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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で野田一恵を演じる三浦透子さん (C)NHK

 上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さん主演のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)にひなた(川栄さん)がいつも頼りにする無二の友・野田一恵役で出演中の三浦透子さん。1980年代を再現したヘアスタイルやファッションが話題だが、「一恵の服装や髪形からエネルギーをもらっている気がします」と語る。

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 三浦さんが演じる一恵は、少女マンガに夢中になり、髪形は聖子ちゃんカットで時代の流行に敏感。家業を継ぐことを求められ、子どもの頃からお茶の稽古(けいこ)をしてきたが、「親の思い通りには生きない!」と自分を貫き通すたくましい女の子。“いっちゃん”の愛称で親しまれている。

 今作で朝ドラデビューを果たした三浦さんは「朝ドラの撮影が最初は不安でした。でも、物語のさまざまな景色を見てきた人たちといっしょに台本に向き合って話しながら育っていく感じが私にとってはすごく新鮮です。それは挑戦でもあるのですが、楽しいです」と語っている。

 演じる一恵には「芯のしっかりした子だなという印象」を持っているといい、「一恵は、ひなたに比べるとしっかり者で、思ったことも言うし、でも『しょうがないな、手伝ってやるか』みたいな、ちゃきちゃきしたかっこよさを持った人だと思いますね」と表現。

 さらに、「お母さん(市川実日子さん)から茶道の道を継ぐように言われてそれに少しあらがっているようなんですが、一恵ちゃんは、きっと、茶道の道を完全に拒絶しているということではなくて、その道を行くにしても行かないにしても、自分で考えて自分で決めたいということなんだと思うんです」と分析する。

 一恵の髪形やファッションについて、三浦さんは「一恵は聖子ちゃんカットでファッションも流行に敏感な子なので、初めてちゃんと扮装(ふんそう)してセットに入った時に、スタッフのみなさんから『いっちゃんはすごく時代感を背負ってる感じがする』っておっしゃっていただいたんです」と明かす。

 また、「ひなたも小夜子(新川優愛さん)も当時のファッションではあるものの、現在でも違和感のない服装や髪形なので、そういう意味で、私は一恵の服装や髪形からエネルギーをもらっている気がします。でも、川栄さんとも『この時代の髪形をすると、10代を演じているのに年上を演じている気持ちになっちゃうんだよね』って話していたんです(笑い)。どうしても、私たちからすると昔の髪形という印象なので」と語っていた。

 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

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