アニ×パラ:第13、14弾で江口寿史、島本和彦がキャラクターデザイン 声優に内田真礼、松本まりか

「アニ×パラ~あなたのヒーローは誰ですか~」第14弾「パラスノーボード×島本和彦」の一場面(C)島本和彦/NHK
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「アニ×パラ~あなたのヒーローは誰ですか~」第14弾「パラスノーボード×島本和彦」の一場面(C)島本和彦/NHK

 NHKのパラアスリートを題材にしたアニメ「アニ×パラ~あなたのヒーローは誰ですか~」の第13弾「パラアルペンスキー×江口寿史」が、NHK・BS1で2月20日午後5時50分から放送されることが分かった。冬季競技・パラアルペンスキーが題材で、マンガ家の江口寿史さんがキャラクターデザインを担当する。第14弾「パラスノーボード×島本和彦」が、同局で2月20日午後6時45分に放送されることも発表された。第13弾と同じく冬季競技のパラスノーボードが題材で、マンガ家の島本和彦さんがキャラクターデザインを担当する。

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 第13弾は、平昌パラリンピックのパラアルペンスキーの金メダリストで、北京パラリンピックの主将・村岡桃佳選手への取材をもとに生まれたキャラクター・南川桃が協議にのめり込んでいく姿が描かれる。女優の松本まりかさんが南川桃の声優を務め、名塚佳織さんが桃が憧れる岡野都選手を演じる。音楽ユニット「Awesome City Club」がテーマソング「On Your Mark」を担当する。

 第14弾は、パラスノーボーダーの岡本圭司選手への取材をもとを生まれたキャラクター・真山敬が、真の格好よさを追い求める姿を描く。寺島拓篤さんが真山敬、内田真礼さんが真山敬の妻・真山はるかを演じる。シンガー・ソングライターのWurtS(ワーツ)さんがテーマソング「SPACESHIP」を担当する。

 「アニ×パラ」は、東京パラリンピックやパラスポーツの関心を高めることを目的としたアニメシリーズで、これまで「キャプテン翼」の高橋陽一さんや「あしたのジョー」のちばてつやさん、「帯をギュッとね!」の河合克敏さん、「風夏」の瀬尾公治さん、秋本治さんの人気マンガが原作のアニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、渡辺航さんの自転車マンガ「弱虫ペダル」などとコラボしてきた。

 ◇江口寿史さんのコメント

 パラスポーツについて少しでも多くの人が知ってくれれば、僕の絵で視聴者の間口が広がる助けになればいいなと思いました。僕の絵にはおそらく、「ポップでカワイイ」みたいな、明るいイメージがあると思うので、僕らしさを出すことはもちろん考えて。桃を描く時には、イラストを描くというよりもマンガを描くという意識でやりました。雪の中から顔を出すところとか、思いっきりマンガっぽくしたし。桃は表情が顔に出る感じで「わっ!」と大口を開けて笑うとか、キャラクター性を前面に押し出しました。

 ◇松本まりかさんのコメント

 今回の作品から受け取ったメッセージは「自分を超えていく」ということです。今回声優をさせていただくにあったって選手の方に実際に会うことはできませんでしたが、自分でこうして体感するということはすごく大事なことだと思うので、この作品に参加したことは私にとって、とても必要な機会だったと思います。

 ◇名塚佳織さんのコメント

 本当に力強さがすごくある作品だなと思いました。誰しもがいろんな壁にぶつかって本当に大変な思いをされて生きていると思いますが、それを乗り越えていこうという力や、生きようとする力がとても強く、普通のアニメとはまた違う希望ある作品になっているとすごく感じました。「アニ×パラ」を見ていただいて、いろんな方の力になれたらうれしいですし、私自身もこれからもっともっと応援していきたいなと思いました。

 ◇島本和彦さんのコメント

 今までの自分と決別しなければならない、“諦め”と“挑戦”のキーワードは、人生の中でそれぞれ幾度ともなく襲ってくる内容です。過去の自分と完全に決別することが、おそらく一番難しいことなのではないでしょうか。積み上げてきたものやプライドなどどうしても手放したくないものを捨てる時に、それを一緒になって寄り添ってくれる家族の存在は、想像するだけで熱く込み上げてくるものがあります。

 ◇寺島拓篤さんのコメント

 見ている人の胸を熱くさせるような競技が、パラスポーツにもたくさんあります。僕が参加させていただいたのは「パラスノーボード編」ですが、選手たちがどんな熱を持って競技に向かっているのか、そして、どんな努力をしているのか、この作品から皆さんに伝わったらうれしいです。ぜひ楽しんでください。

 ◇内田真礼さんのコメント

 今回はパラスノーボードをテーマにした作品に出演させていただきました。「こういう人がいるんだ」とまず興味を持っていただいて、競技を見てもらう、そこが入り口でいいと思うんです。難しく考えずに飛び込んで見てほしいなと。「こんな巨大な敵がいたら怖いよな」とか、「この奧さん、強気で怖い」とか、そんな感じでもいいと思います。軽い気持ちで楽しんでもらえたらいいなと思います。

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