2012年4月～2013年3月に放送されたテレビアニメ「しろくまカフェ」が10周年を迎えることを記念したオンラインイベント「しろくまカフェ 10周年記念配信イベント 第1部」が3月13日、開催され、シロクマくん役の櫻井孝宏さん、ペンギンさん役の神谷浩史さん、ラマさん役の小野大輔さんが登場した。櫻井さんは「どのタイミングでこの作品を知るかは人それぞれで、オンエア後に見てくれた人が結構多いんです。時代とかタイミングを選ばない作品だなとも思いますし、好きな作品ですので、このタイミングでイベントができたことをうれしく思います」とイベントの開催を喜んだ。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　神谷さんは「出演させていただいた作品の中で、一番好きな作品なんです。あれから10年たったんだ～という感じですね」と作品愛を熱弁。小野さんは「10年前って30代前半くらいで、ちょっとまだギラギラしていた時代だと思うんです。役者としてもっともっと！というのが前面に出ている時期に、こういう癒やし系の作品を僕らの世代でやれたのが自信になりましたね」と振り返った。

　櫻井さんは自身が演じるシロクマくんについて「フォルムがデフォルメされていない“シロクマ”で、どうしようかなと（笑い）」と話し、神谷さんは「役が固まるまでは時間がかかりましたね。第1話とか見たくない（笑い）」とコメント。小野さんは「共演者のお芝居が道しるべになったというのがこの作品ではすごくありましたね。ほかのキャストの芝居を聞きながら、最終的に自分の中で一番上品な声でいこうと思ってラマになったんですが、テストの第一声で森川智之さんが後ろで笑ってくれたので正解かなと思いました（笑い）」と明かした。

　イベントでは、神谷さんが選んだ第2話 「カフェのお花見」、小野さんが選んだ第30話「ラマデー」を配信。パンダくん役の福山潤さんの映像コメントも紹介され、福山さんは「いまだに『楽しんで見ていました』とか『子供と見ています』とか話題に出ることが多く、時折パンダくんの声を求められることもあります。オーディションで初めて櫻井さんとシロクマくんとパンダくんを演じさせていただいた時は、二人して『どうやるかね……？』という会話をしたことも覚えています」とメッセージを寄せた。

　最後に小野さんは「今日、改めていい作品だなと感じました。10年愛してくださってありがとうございます。ずっとずっと愛していただければと思います」とあいさつ。神谷さんは「楽しかったですね！　話が尽きないですね。でもかなりしゃべれたので満足です（笑い）」と話し、櫻井さんは「自分たちが出ている作品なのに新鮮に楽しんでしまいました（笑い）。後はカフェの存在が大きいんだなと思いました。ずっと営業し続けているからこそ作品もありつづけているんだなと思えました。10年たってこんなイベントができて本当にうれしかったです」と語った。

　「しろくまカフェ」は、ヒガアロハさんのマンガが原作。シロクマくんが経営するカフェを舞台に、常連客のパンダくん、ペンギンさんら動物キャラクターたちのスローライフが描かれた。