アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインなどを担当した安彦良和さんが監督を務める劇場版アニメ「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」が6月3日に公開されることに向けて、安彦監督がコメントを寄せた。「ククルス・ドアンの島」は、1979年に放送された「機動戦士ガンダム」のテレビアニメ第15話のエピソードで、主人公のアムロ・レイが敵対するジオン軍の脱走兵ドアンとの交流を通じて、戦争の哀愁が描かれた。劇場版では第15話を改めて描く。4月7日は、約43年前に「機動戦士ガンダム」のテレビアニメ第1話が放送された記念日でもあり、安彦監督が劇場版を制作することになった経緯を明かした。
安彦監督「映画化の話がきたわけじゃなくて、僕からお願いしたんです。テレビシリーズの第15話『ククルス・ドアンの島』は意外と引きがあって、何よりいい話なんだよなという印象があったんですよね。ただ、不遇の作品にはなってしまっていた。ずっと気にはなっていたんですよ。それを偶然思い出すきっかけがあって、サンライズの先代の社長と現社長がたまたま同じ場所におられたときに、直に映像化の提案をしたら『いいですよ』と快諾してもらったんです」と説明。
「映画のストーリーは基本的にテレビと同じで、ラストはせりふ回しも同じなんです。とても印象深いラストで、よく言われる『愛するものを守る』といった絶対正義のテーマに対して、『本当にそうですか?』と疑問を投げかけている。第15話の脚本を手掛けられた荒木(芳久)さんがどういう意識でお書きになったのか分からないけど、非常に大きなテーマを秘めたエピソードだと思います」とコメント。
「僕はファーストガンダム、『機動戦士ガンダム』という作品は、とても大きな状況の中に放り込まれた“小さな者たち”のドラマとよく言うんですよね。ホワイトベースのクルーたちも名もなき“小さな者たち”で、彼らは翻弄(ほんろう)され大役を担わされながらもその中で頑張る。それが『ガンダム』のスタイルだと思うんです。富野由悠季監督は原案段階で『漂流記』と呼んでいたんです。それがさらに象徴的に表れているのが『ククルス・ドアンの島』なんです」と話している。
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