女優の長澤まさみさんが5月25日、東京都内で催された映画「シン・ウルトラマン」(樋口真嗣監督)の舞台あいさつに登場した。禍特対(カトクタイ)の分析官・浅見弘子を演じた長澤さんが、「今日やっと言えることが一つあります。うれしく思います」と話題の“巨大化シーン”の裏側を語った。
巨大化シーンの撮影は「グリーンバックでした。説明があって、一人で地味に撮影していました(笑い)。『もうちょっと脚上げて!』『もうちょっと肘、上!』とか。木が倒れるように、倒れるシーンもありました。それが痛くて……(笑い)」と苦労を語り「いつもの私じゃない感じで出てくる。そこが面白かった。笑えた」とほほ笑んだ。
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非粒子物理学者の滝明久役の有岡大貴さんは、長澤さんの巨大化シーンについて「初日でした。本当にたくさんのエキストラの方がご協力してくださった。(ネタバレ回避のために)『まさみさんが出たぞ!』と指示を出せないので、演出部の方がエキストラの方々に向かって『あそこから、怪獣が出てくるので逃げてください!』と説明していたのが面白かった」と明かした。
映画は5月13日に公開され、12日間で興行収入が21億6000万円を突破し、観客動員数が約143万人を記録するなど大ヒットしている。主人公で作戦立案担当官の神永新二役の斎藤工さんは「すごいものがありますね。普段はメールで済ます方が電話してくるんです。興奮を共有したいのかな? その気持ちが分かります。僕もまだ見足りない」と話した。舞台あいさつには西島秀俊さん、早見あかりさん、山本耕史さん、樋口監督も登場した。
映画は、庵野秀明さんが企画・脚本を担当。2016年公開の大ヒット映画「シン・ゴジラ」を手がけた庵野さん、樋口さんが再びタッグを組んだ。次々と巨大不明生物・禍威獣(カイジュウ)が現れ、その存在が日常となった日本が舞台。日本政府は禍威獣対策のスペシャリストを集結し、禍威獣特設対策室専従班、通称・禍特対を設立。禍威獣の危機が迫る中、大気圏外から突如銀色の巨人が現れる……という展開。
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