櫻坂46小林由依:3年半ぶりの写真集で見せた自然な表情 今後は「櫻坂46として代表となる曲を」

セカンド写真集「意外性」を10月4日に発売する「櫻坂46」の小林由依さん
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セカンド写真集「意外性」を10月4日に発売する「櫻坂46」の小林由依さん

 アイドルグループ「櫻坂46」の小林由依さんが、10月4日にセカンド写真集「意外性」(講談社)を発売する。2019年3月に発売したファースト写真集「感情の構図」(KADOKAWA)以来、約3年半ぶりの写真集撮影の裏側とともに、「欅坂46」1期生としてのデビューから7年、これまでの歩みを振り返ってもらいつつ、改めて櫻坂46への思いを聞いた。

 写真集は屋久島や横浜などで撮影。“クールビューティー”なイメージの小林さんの笑顔あふれる姿、小林さんが“きれいなお姉さん”に扮(ふん)したデートシーンなどに加え、美しいボディーラインを見せるランジェリーや水着姿も収録する。A4判ソフトカバー、144ページ。価格は2200円。

 ◇メンバーからの反応も 山崎天からイジられる?

 屋久島での撮影は5月に行われたが「ほとんど雨でした」と天気との闘いの日々だったという。本来は飛行機で行く予定だったが「雨で高速船で行くことになったんです。フェリーでの撮影も急きょ行われて、旅の始まりっぽくなっていいなと思いました」と思いがけない出来事も起こった。屋久島の縄文杉と“対面”したときには「ものすごいパワーを感じました。屋久島は行ったことがなかったのですごく楽しかったです」と元気をもらったロケとなった。

 ファースト写真集は英国での撮影だったが「今回は日本で良かったなと感じています。やっぱり安心感があるので、日本だからこそ出せる自然な表情もあったと思います。表情のバリエーションも増えたと思いますし、10代の頃の気の張っていた部分とかもなく、肩の力が抜けた感じになっているかな」と素の自分をより表現できたという。

 撮影はおよそ1カ月間にわたり行われ、その間には櫻坂46のミュージックビデオの撮影もあり「みんながケーキを食べていて(笑い)。そこは我慢しました」と誘惑と闘うこともあったと振り返る。

 体作りのためにジムにも通い、「トレーナーさんから『つらくなったらやめても大丈夫だよ』と言われたのですが、それができないタイプなんです。頑張ってやり続けるタイプなので本当はやめたいけど、やめられない……という感情でした」と粘り強い性格でトレーニングもこなしていった。

 メンバーからも反応があったといい、「すごい可愛かったと言ってくれました」とし、表紙のさくらんぼをくわえている写真について、山崎天さんからは「『由依さん、意外とさくらんぼが好きなんですね』とタイトルの“意外性”にかけて、ちょっとイジられたりもしました(笑い)」と明かす。

 ◇1期生の卒業は「さみしさ」と「お疲れさま」の気持ち

 小林さんは、2015年に行われた「鳥居坂46 1期生メンバーオーディション」の最終審査を通過し、「欅坂46」の1期生としてデビュー。もともとアイドルに憧れがあったといい、「高校生になって周りも進路を考えていて、『1回挑戦してみよう!』という気持ちでオーディションに応募しました」と当時を振り返る。

 それから7年の月日が経過したが、「1期生だからこそかもしれませんが、グループとしての道がないので、自分たちで作っていかないといけない難しさがありました。できあがった道を歩いていくのではなく、道そのものを作っていかなければいけない大変さは今もあります」と話す。

 2020年には映画「さくら」で映画初出演を果たし、連続ドラマにも出演するなど役者としても活躍。バラエティー番組にもコンスタントに出演しているが、個人としてはどの道に注力していきたいのかを聞いた。

 「数年前までは、お芝居もやりたいとかモデルさんを頑張りたいとか、これをやりたい!と考えることもありました。いろいろと経験させていただいて、一周したらそのときにやりたいことを大事にしたいと思うようになりました。今はこれをやりたい!というのは特に定めずに、バラエティーのロケやラジオも含めて、目の前のお仕事を頑張っていきたいです」と語る。

 1期生では、キャプテンの菅井友香さんが11月8日と9日の東京ドーム公演をもってグループを卒業することを発表している。小林さんは「一緒に活動していると、そろそろ卒業しそうだな、というのはなんとなく感じちゃうんです。この1年は1期生がどんどん卒業していったので、やっぱりさみしさはあります。でも、今までお疲れさまという気持ちが一番にあります」と今までの卒業生たちを晴れやかな気持ちで見送っている。

 小林さん自身も「以前は何歳までに卒業、と決めようとしていたころもありました」と明かすが「先ほどのやりたいことと同様に、今は何歳までに(卒業)とか考えることはなくなりました。もちろん、いつかは来るべき時が来ると思います。ですが、今はグループでの活動を最優先に考えています」と“グループのために”という気持ちを強く持っている。

 そんなグループ思いの小林さんに、グループで成し遂げたいことを聞くと「欅坂46の『サイレントマジョリティー』や『二人セゾン』が好き、と言っていただけるのはもちろんうれしいです。でも、櫻坂46としても代表となるような曲を残していきたいです」と力強く語る。

 「やっぱり、日々メンバーと過ごす楽屋が楽しいんです。同世代の女の子たちが、日本のいろんな場所から一つの場所に集まってくる。普通に生きていたらできない出会いがここにはある。メンバーたちとのわちゃわちゃした空気を大事にしていきたいです」と、櫻坂46で過ごす何気ない時間を大切にしながら、1期生としてグループの道を作ることにまい進していく。

※山崎天さんの「崎」は「たつさき」

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