「令和の白ギャル」として話題のゆうちゃみさん。2001年9月8日生まれ、大阪府東大阪市出身で、中学生のころからモデル活動を始め、2020年ごろからタレントとしてテレビに出演し始めると瞬く間にブレーク。今年上半期の「ブレイクタレントランキング」で1位に輝いた。最近ではNHKの夜ドラ「あなたのブツが、ここに」(2022年8~9月)に出演するなど、女優としても頭角を現しつつある。夢は「パリコレモデル」、いずれは「ハリウッドスターになりたい」と、高い目標を掲げるゆうちゃみさんの発言から、なぜ超ポジティブに生きられるのかを探った。
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ゆうちゃみさんのキャッチフレーズといえば「令和の白ギャル」。こう呼ばれることに本人は「うれしいですね」と顔をほころばせる。
というのも自分で言い出したフレーズだからだ。「“令和の白ギャル代表”と自分から言わせていただいて、今では世間の方が『白ギャルといえば、ゆうちゃみだよね』と言ってくれるようになって、白ギャル自体も増えてきているし、自分がギャルを広められているなと感じて、すごくうれしいです」と笑顔で語る。
そうなったのは“現役ギャル”だという40代の母の影響だという。最近では17歳の妹も「ゆいちゃみ」と名乗り、“ギャル姉妹”としてイベントなどで共演する機会も増えた。
21歳の誕生日の9月8日にファースト写真集「ゆうな」(講談社、A4判変型、128ページ、2750円)を発売した。写真集ではギャルのイメージから離れ、ナチュラルメークの“素のままのゆうちゃみ”を表現している。
ギャル感を封印したことで、今後路線変更はあるかと9月の発売記念イベントで聞かれると、「ギャルから清楚(せいそ)ですか? 絶対ないです。私のママが41歳なんですけど、まだ全然現役のギャルで、ギャルマインドは変わらずなので、私も一生ギャルでいきたいと思います」と高らかに宣言した。
イベントでは、21歳の抱負として、「一つは冠番組を持ちたい。あと海外進出したいというのが目標です。小学生のときからずっとパリコレに出るのが夢」と語った。
パリコレを目指し始めたのは「小学生のころ、その存在を知って、カッコいい~となった」といい、「最初は自分で言いながらも、無理かなと思っていたんですけど、今では“言霊”だなと思っていて、言えば言うほどかなうかもしれへんって。むしろ、しれへんでなくて、(絶対に)かなえる!というマインドですね。言っていればいつか絶対にかなう」と“超ポジティブ志向”で語る。
女優としても、NHK大阪制作で9月まで放送されていた夜ドラ「あなたのブツが、ここに」でのキャバ嬢役が好評だった。撮影は「めちゃ楽しかったです。監督さんもとても優しかったですし、現場も和気あいあいと盛り上がっていました」と楽しむことができ、「演技するのは好きです」と目を輝かせる。
「同じNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)にも出られるのでは?」と水を向けると、「朝ドラのヒロイン、やってみたいですね。でもギャルがヒロインできんのかな……。身長でかいし」といいつつ、「やるなら朝ドラにこだわらず、がっつり主役をやりたい! 逆に(身長を生かして)警察官の役とか。刑事役とか。米倉涼子さんが演じた『ドクターX』の大門未知子のカッコいい感じがすごく好きなので、ああいう役もやってみたいなあって憧れます」とあくまでポジティブに語る。
21歳のゆうちゃみさんに、10年後、30代でどうなっていると思うか、想像してもらうと、「ハリウッドスターかな(笑い)。夢は大きく。言うのはタダなんで」という壮大な答えが返ってきた。
憧れは「ミランダ・カーさん、アリアナ・グランデさん、ジャスティン・ビーバーさん……」と知っているハリウッドスターの名前を次々に挙げ、「皆さんくらいの大物になりたい」という。海外進出には言葉の壁もあるが、「そこは、もうギャルのノリで。知っている英語を言いまくって、ジェスチャーで乗り切りたい」とあくまで前向きだ。
「気持ちがいいほどポジティブですね」と話をうかがった感想を伝えると、ゆうちゃみさんは「マイナスに考えても仕方ないので、プラスにしか考えない。『令和の白ギャル』も『写真集を出したい』ということも自分から口に出して実現しました。だから、パリコレも行けるんちゃうかなと思うし。難しいことは分かっているんですけれど、人生やらないで後悔するより、言うのはただなんで、どんどん言って、やっていこうと」と改めて信条を語り、「ママがギャルでポジティブなんで、その血を受け継いだんですかね」と笑った。
ゆうちゃみさんがポジティブに考えられるのも、要求されたことに応えられる勘の良さや周囲に好かれ、「また一緒に仕事をしたい」と感じさせる愛らしさがあるからこそ。大きな夢に向かって突き進むゆうちゃみさんの、今後のさらなる活躍に期待したい。